内容説明
慶応四年、幕府と新政府の戦いが激しさを増すなか、職をなくした男たちは、幕府の徴募に応じ、陸軍歩兵隊に入る。入隊したのは相撲取り、火消、ヤクザなど、ならず者ばかり。しかし、徳川慶喜が降伏に決したため、後ろ盾をなくした歩兵隊は、江戸から脱走、衝鋒隊を結成。下野、会津、越後、信濃と、各々の思いを抱き、戦場を流浪する。河井継之助、勝海舟、山県有朋らを巻き込んだ激闘の行方は!?問答無用の痛快小説!渾身書き下ろし!
著者等紹介
幡大介[バンダイスケ]
1968年、栃木県生まれ。武蔵野美術大学造形学部卒。テレビ局嘱託職員、CM制作会社などを経て、1995年より文筆業に。2008年、『快刀乱麻 天下御免の信十郎1』でデビュー。時代書き下ろしシリーズで人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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カラヤ3
1
幕末に幕府が組織した非武士階級の戦闘組織とそこに加わったやくざなどの下層階級の男たちの行動を利助の目を通して描く。新式銃や大砲の威力が戦況にどう影響を与えたかをかんじることができた。軍紀を守らせることの難しさも感じた。2023/11/06
takj
0
世相が幕府体制に嫌気も差してきたのだろう 会津藩の卑劣さが書かれている。 領民をないがしろにしてはいけない。2017/11/10
qs
0
幕末の話しになると、どうしても江戸より西側が舞台になる事が多いので、新鮮でした。会津に厳しい表現もなるほどでした。2016/02/11
Junnko Simmura
0
大富豪同心や千両役者捕物帖が淡彩の漫画ならこれは極彩の劇画。でも、町人から見た歴史という視点に変わりはない。会津士魂も著者が描くとこうなるのである意味爽快。でも、軽い気持ちで読み出したら大変だった。大富豪同心もそうだけど!一寸シリアスにシフトしてる?2015/08/29
もとさん
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微妙2018/04/06