算数宇宙の冒険―アリスメトリック!

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  • サイズ B6判/ページ数 373p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784408535630
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

東京郊外の桃山町は、不思議の起こる町として知られていた。小学6年生の千葉空良と同級生の河邑ユーキ、紺野アランの3人組はワンダー3を結成。算額絵馬で知られる百山神社など、町の神秘をさぐることになった。それを機に起きる偶然の暗合―高等数学が得意な謎の転校生、担任の先生からもちかけられた算数宇宙杯への出場。空良たちはさらに、素数の性質、ゼータ関数の定義を経て、ファンタジックな世界へといざなわれていく…。

著者等紹介

川端裕人[カワバタヒロト]
1964年兵庫県生まれ。千葉県育ち。東京大学教養学部卒後、97年まで日本テレビで科学技術庁、気象庁などの担当記者を勤める。98年『夏のロケット』でデビュー。自然科学、先端情報、サッカー、少年少女物など各分野の小説を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とも

22
★☆非常に面白くない駄作。プロット自体には全く期待していなかったので想定内だったが、せめて数学部分は楽しめると思っていた。が、全く理解できなかったのは、わたしの理解面ではなく、説明が曖昧で不足しているため。要は作家が大した理解もせずに、ただ単に「リーマン予想」という言葉を使って仕上げた、『フェルマーの最終定理』のパクリ本。2015/06/13

kk

11
七年に一度だけ開催される、不思議な神社の奇妙な大祭「算数宇宙杯」に挑む3人の小学生と1人の謎の転校生の冒険物語。算数・数学好きの小中学生辺りを対象にしたお話だろうとタカを括って読み始めたんですが、ゼータ関数とかリーマン予想とか、かなりハードな数学を題材にしたSFファンタジーでした。出てくる数式とか、別に理解できなくてもストーリーは追えるようになってますが、読んでるうちに頭の中が渦巻いて飽和しそうになっちゃいました。お話としてはそれなりに楽しめました。2020/08/02

toshi

10
「天地明察」と「不思議の国アリス」を掛け合わせたような小説。 ベースにあるのはリーマン予想問題。 学生時代は数学が好きだったので、その頃読んでいればもっと内容を理解できたと思うけれど、行列式も線形代数もすっかり記憶の彼方の今となっては、そんなこと聞いたような気がする・・・というこ程度で、式が理解できない。困ったもんだ。 物語はイマイチで、ファンタジーにしても謎解き(?)にしてもちょっと中途半端な感じ。 文章中に数式を書く都合で横書きになっている。2015/05/31

春風

7
さすがの川端さんもリーマン予想をジュヴナイルファンタジーにするのは難しかったか。あとキャラがSOS団マイナスみくるなのは狙いですか。2009/11/18

みゃう

6
「読書マラソン30冊目」 友人の勧めで読了。どうやら私はファンタジー系は苦手のようだ。数学・音楽・宇宙という夢とロマンが詰まったものを駆け巡る物語かと思っていたらとんだ肩すかしを食らった。小学生という設定に違和感。扱う数学も高級なもので、ゴテゴテしたじゃがいものように美しくなかった。2013/05/30

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