ある日、アヒルバス

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  • サイズ B6判/ページ数 365p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784408535272
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

東京生まれの東京育ち(ただし八王子)の高松秀子(デコ)はアヒルバスに入社して五年の観光バスガイド。一筋縄ではいかないわがままなツアー客たちに振り回され、新人研修の指導員になったものの教育は遅々として進まない。そんな中、同期の中森亜紀にアヒルバスの「革命」を持ちかけられるが…若きバスガイドの奮闘と成長を、温かな目線と軽妙なユーモアで描くお仕事&青春小説の傑作。

著者等紹介

山本幸久[ヤマモトユキヒサ]
1966年東京都生まれ。中央大学文学部卒業後、会社勤務を経て、編集プロダクション勤務。2003年『笑う招き猫』で第十六回小説すばる新人賞を受賞し作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

154
最後の"5人だからプリプリね、とあだ名を決めた。"に吹き出した。凸凹組との緩いつながりにもニヤけた。2012/07/19

風眠

129
アヒルバスに入社して5年目のバスガイドのデコちゃんは、ある日、新人の指導係に任命される。けれど、それほど仕事に自信が持てる訳でもなく、かといって、まるっきりの新人でもない。先輩からはビシッとしなさいと注意されるが、まだ5年目の自分が偉そうにするのも気が引ける。そんな中途半端な気持ちがとてもリアルだ。癖のある客や同僚、怖い先輩や困った新人達に振り回されながらも、冷静なツッコミは忘れない。(声には出さないけれど)そんなお仕事ガール・デコちゃんのドタバタ奮闘記。読後、じんわりと温かい気持ちに包まれた。2012/02/11

98
所々ユーモアが挟んであって、テンポよく読める。お客さんを相手に仕事をする身として、思うことがちらほら。毎日疲れるし、思うような給料は貰えない。5年後10年後も、この仕事をやっていると確信もっては言えない。それでも、他の仕事をやっている自分は思い描けないから、この仕事を一生懸命やる。そんなデコ、亜紀ちゃんの先輩コンビを見て、元気をもらった。決まっている仕事をこなせば毎日は難なく過ごせるけれど、それではつまらない。何をやればいいか、本当はわかっている。ワークライフバランスとか言い訳しないで、やることやろう。2014/01/23

みかん🍊

96
もうすぐ続編がやってくるので予習の為に再読、随分前に読んだので大分忘れてたけど、やっぱり面白い、東京観光バスでバスガイドをするデコや後輩のクウ、同僚のアキ、先輩の「鋼鉄母さん」達と繰り広げられるバスガイドのお仕事小説、個性的なキャラの登場人物と覚えるためにつけるあだ名も面白い、これを読んだとき東京へ行ったらはとバスに乗ろうと思っていたのに未だに実現出来ていない。2016/10/11

紫 綺

95
これも期待を裏切らない山本幸久作品。バスガイドを主人公に、軽快なテンポと小気味いい会話のやり取り、凸凹デイズも絡んで、まさに爽快!!痛快!!愉快!!2010/07/25

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