空飛ぶタイヤ

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  • サイズ B6判/ページ数 489p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784408534985
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

トレーラーの走行中に外れたタイヤは凶器と化し、通りがかりの母子を襲った。タイヤが飛んだ原因は「整備不良」なのか、それとも…。自動車会社、銀行、警察、週刊誌記者、被害者の家族…事故に関わった人それぞれの思惑と苦悩。そして「容疑者」と目された運送会社の社長が、家族・仲間とともにたったひとつの事故の真相に迫る、果てなき試練と格闘の数か月。

著者等紹介

池井戸潤[イケイドジュン]
1963年岐阜県生まれ。慶応義塾大学法学部卒業。銀行勤務を経て、1998年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HoneyBear

367
しばらく小説から遠ざかっていたときに、小説の面白さに再度目覚めさせてくれた本。以来、池井戸作品を皮切りに読み漁ることとなった。この小説は著者の銀行員ものよりも全然良い。何度読んでも感動する。

修一郎

253
池井戸さんの世界を満喫しました。読了した今,爽快感と快い疲労感で一杯です。舞台は綱島-大倉山。事故現場が目に浮かぶほどの御近所。私はどっぷりと赤松社長に同化して,本の中で歯ぎしりしながらホープ自動車と戦いました。まさに脳内ジェットコースター。安心感,これが池井戸さん本のいいところ。キャラぶれなし,安心して感情移入できる。空飛ぶタイヤの元ネタは三菱自動車のリコール隠し事件,しかも池井戸さんは三菱銀行出身。いつもながらこんだけ悪役に書いて大丈夫?って思っちゃう。フィクションなんだから余計な心配なんだけど。2014/03/26

パフちゃん@かのん変更

251
先に「下町ロケット」を読んで、とても感動したので池井戸氏の著作はこれが2冊目。「下町・・・」とよく似た中小企業の社長が主人公。そこに銀行が大きな比重を占めるのも同じ。社長が従業員に「俺はお前らと仕事が出来て心から誇りに思う。ありがとうよ」というセリフも「下町・・・」にあったような気がする。それはともかく、弱い立場の中小企業の社長がこれでもかというほど窮地に追い込まれてもくじけず頑張って、ハッピーエンドに終わる。ハッピーエンドはいいですね。泣けました。2013/06/04

ダイ@2019.11.2~一時休止

244
大企業・銀行などの敵役に翻弄されながらも正義に向かって突き進んでいく姿勢がカッコイイ。スカッとするエンドです。2014/04/29

takaC

238
不覚にも全く注目していなかったので個人的には掘り出しヒットだった。中毒性の麻痺か、本や映画で感傷的になる境界はかなり引き上げられているはずなのだが、この話では数度泣き所があった。2009/04/26

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