内容説明
呑気な雰囲気の私立鯉ヶ窪学園。転校生の赤坂通は非公認サークル・探偵部に入部させられた。彼らの目前で起きた密室殺人。被害者は、芸能クラスのアイドル目当てで侵入した盗撮カメラマン。事件後には、妙な名前の刑事コンビが現れ、美術教師が勝手な推理を披露し、音楽教師が謎の言葉を残すやら…。我らが探偵部と顧問教師は犯人にたどり着くのか。
著者等紹介
東川篤哉[ヒガシガワトクヤ]
1968年広島県尾道市生まれ。岡山大学法学部卒。公募アンソロジー『本格推理』(光文社文庫)『新・本格推理』(同)を経て2002年、新鋭書き下ろしシリーズ“カッパ・ワン”の一冊として『密室の鍵貸します』(カッパ・ノベルス)でデビュー
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hirune
47
お気楽でドタバタな高校生探偵たちが迷走する割には、謎の真相がダイナミックだし、伏線もたくさん散りばめられている。惜しげも無く何人も殺されるのに全然暗さのカケラもないなぁ(^^;;楽しい密室連続殺人の物語★かな?しかし、トオルはこんな先輩たちにいいように使われてると命がいくつあっても足りない気がする。でも悪運が強そうだからヘッチャラなのかもね?2015/02/14
再び読書
43
東川氏お得意の気楽な読み物以上でも以下でもないというのが、正直な感想です。まあ、掛け合いが面白いが、トリックは結構無理があるような気がします。このシリーズは積極的には追いかけないような気分です。烏賊川シリーズの続きを読んでいきたいと思います。2014/12/15
tokkun1002
29
鯉ケ窪学園1作目。探偵部員と顧問教師の4人が学園でおきた殺人事件の謎に挑む本格ミステリ。タッチは、烏賊川シリーズに近くコメディ色強めです。少し疲れますね(≧∇≦)2013/07/25
ブランドのアーメン
28
東川さんのユーモアミステリーなので面白い。三馬鹿シリーズ。どこまで続くんだろう。
🫧
23
★★鯉ヶ窪学園で、密室殺人が起きた。一方、芸能クラスの生徒が行方不明に。探偵部の3人は、事件の真相を追う。探偵部シリーズ第一弾。 *初東川さん。会話が軽くてさくさく読めます。いい意味で高校生らしい会話。軽く読めるわりに、トリックや伏線はしっかりしていて面白かったです。2015/12/20