内容説明
完全犯罪をもくろんで会社の同僚を殺害したサラリーマンに、思わぬ落とし穴が待ちうけていた(『落とし穴』)、人気ロックバンドの歌にまぎれこんでいる、怪しげな女の悲鳴の秘密とは(『ジュリエットの悲鳴』)など、1990年から98年までに書かれた短編十二本を集めた傑作集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
9
作家アリスの活躍短編。面白い。(2001年)1999/01/01
mayu
3
ひとりの作家さんが書いたととは思えない色んな短編が集まってる。なかなか面白かった。2010/01/16
あん
2
有栖川有栖の「ごった煮」短編集。今回は、前回読んだ火村シリーズなど、シリーズものの短編集ではなく、全くの別の話のみが集結し、一つの本に収録されていた形式だった。一番印象に残った話が、表題にもなっている「ジュリエットの悲鳴」。あとがきによると、タイトルにするために書き下ろされた作品だそうだが、これが一番結末とタイトルが頭の中にピタッとはまった作品だった。ロミオとジュリエット。すれ違いの末の悲劇。本家のロミオとジュリエットが読みたくなった。2022/04/05
ロロ
2
短いお話がたくさんつまった本です。表紙が好み。2016/12/12
カエル氏
2
『登竜門が多すぎる』がウケた。野呂氏の心の中のツッコミが的確かつナイス-☆2011/08/23