出版社内容情報
はたけのすみっこに、ひとりぼっちの ねずみくんがいた。あるよる、おなかをすかせたねずみくんは、はたけへでかけた。じゃがいもにかじりついたとき、ようきなうたごえがきこえてきた。「みみずのうんちの おくりもの みみずのうんちは たからもの♪」こえのぬしは、まだ小さななすのなえのなすこちゃんだった――。
内容説明
畑の生きものといのちを見つめる絵本。
著者等紹介
堀米薫[ホリゴメカオル]
農業(稲作、和牛、畑)&林業をしながら、農業や自然などをモチーフに創作活動中。『チョコレートと青い空』(そうえん社)で日本児童文芸家協会新人賞、『あきらめないことにしたの』(新日本出版社)で児童ペン大賞受賞。日本児童文芸家協会会員。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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anne@灯れ松明の火
17
遠い方の新着棚で。ナスの苗のなすこちゃんが歌うへんてこな歌。でも、ねずみくん、いつの間にか口ずさんでいる。そして、そのへんてこな歌は、実は深~いものでもあった。すっかり仲良くなるふたりだが、やがて……。いい話なのだが、ちょっと長いし、歌が大半なので、読み聞かせは難しいかも。こがしわかおりさんの絵も、優しくて、ほっとする。見覚えがあるなあと思い、「はくさいぼうやと ねずみくん」のねずみくん?と気づいた。2024/03/19
遠い日
6
堀米薫さんらしい土の匂いのする絵本。こがしわかおりさんのやさしいイラストがすてきです。なすびのなすこちゃんが畑で歌う歌にだんだん惹かれていくねずみくん。なすこちゃんの成長と命のバトンタッチまでを詩情豊かに描きます。畑の土のふくよかさは土を耕す働きをするみみずのおかげ。そういうことを知っていくねずみくんは自分も畑のそばで生きるものとして命を見つめていきます。そして、なすこちゃんの歌をそっと歌ってみるのです。2024/03/01
mntmt
5
優しい…2024/04/07
猿田彦
5
茄子のなすこちゃんが歌う歌に最初はびっくりしたねずみくんだけど、畑の環境問題を歌う歌に共感してねずみくんも一緒に歌うようになる。収穫され一本残った茄子は来年、再び育てられるように種にされた。良いお話だけど長いから子どもの集中を維持させるのが少し大変なのが残念です。2024/03/02
takao
2
ふむ2024/04/19