内容説明
生いしげった草木に囲まれていてまるでおばけやしきみたいだ…。
著者等紹介
有田奈央[アリタナオ]
1979年福岡県生まれ。絵本作家。デビュー作『おっぱいちゃん』(ポプラ社)で第24回けんぶち絵本の里アルパカ賞受賞
森洋子[モリヨウコ]
1959年東京都生まれ。画家、絵本作家。東京藝術大学美術学部絵画科卒業。同大学院修了。記憶にある1960年代の東京の情景を舞台にして、鉛筆で絵を制作している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
222
書店で気になり読みました。「ゾッとする怪談えほん」シリーズは、初読です。絵は怖い雰囲気ですが、内容は思ったほどゾッとしませんでした。現実には、こういう空き家が増殖しているんでしょうね🏠 私は、岩崎書店版〈怪談えほん〉シリーズの方を評価しています。 2021/05/28
寂しがり屋の狼さん
87
『ゾッとする怪談えほん』とありますが主が居なくなった家、そこに取り残された家具や玩具達の寂しさが伝わってくる…またはマヨイガ?って感じで怪談とはまた違った感じです(’-’*)♪2021/06/30
たいぱぱ
77
そこに空き家があったら入りたくなるのが子供心。まして幽霊屋敷っぽいのは余計に。そんな子供たちが入った空き家には…。空き家の中から見た外の景色が狂気を感じさせて印象的。S・キングの『回想のビュイック8』に出てきた車のトランクの中の異世界を思い出した。僕も子供の頃はよく空き家に探検に行ってました。凶悪なトトロみたいなモノを見たこともありましたし、蜂に眉間を刺されたこともありました。一番怖かったのは23歳の時(大人やないか!)行った空き家。外から覗いたら襖にお経がたくさん書いてあったんです。あれは不気味でした。2022/08/12
yomineko@猫と共に生きる
52
長い間誰も済んでいない家。子ども達には非常に気になる存在。ちょっとだけならいいさ、と言われて入ってみると、非常に違和感を感じて逃げ出してしまう。この世にはこの家の様に決してタイ言ってはならない空間が存在する。2024/03/06
ヒラP@ehon.gohon
48
不気味な空き家に、入ってみようと思う子どもたちの好奇心、危険がいっぱいだけにハラハラしてしまいました。 結果は無事でしたが、不思議に存在感のある家に、呑み込まれそうな絵本です。 さり気なく見え隠れする黒猫は、この館の主であり、何かの化身なのでしょうか。 繰り返し絵本のページを繰っていると、描きこまれた様々なもの動き出しそうに見えてきます。2021/08/25