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内容説明
人類が太陽系へ進出する宇宙港として、注目が高まる月。最新の月科学、人類と月の新しい関わり方を紹介。
目次
序章 月や惑星を探査する意味
第1章 月はどんな天体か
第2章 月の謎への挑戦
第3章 これからの月探査
第4章 月で人が暮らすために(月の資源開発)
終章 宇宙にかかわるしごとをするには
著者等紹介
佐伯和人[サイキカズト]
1967年、愛媛県生まれ。博士(理学)。東京大学大学院理学系研究科鉱物学教室で博士取得。専門は惑星地質学、鉱物学。ブレイズ・パスカル大学(フランス)、秋田大学を経て、大阪大学理学研究科宇宙地球科学専攻准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
詩 音像(utaotozo)
22
ビブリオバトル、テーマ「ムーン」に向け、積読状態になっていた一冊を手に取る。バトルに間に合わなかったが、おかげで完読。宇宙の鉱山のごとく資源利用として、タイトル通り宇宙のハブ空港として、大いに利用価値のある月。自分が知らなかった既知の部分の多さにも驚くが、未知の部分の多さにも驚く。未知が多いのも道理、危険で高価な旅行の末、目的地の滞在時間は一瞬。持って帰れるお土産はほんの少し。これがアポロ計画。次の一手は打たず終い。勿体無い。滞在に必要な水も空気も、実は現地で作り出せるかも知れないのに!今後は民間の出番?2020/09/06
もえたく
12
2017年中学生の課題図書。『世界はなぜ月をめざすのか』の著者が小中学生の時にこんな月の本が読みたいと思って書いた本。表紙の宇宙未来予想図のレトロなイラストからもそんな気持ちが伝わってきます。家庭でも出来るミニ実験「月面の足跡を作ってみよう」なども興味深かったです。2017/07/04
ぽけっとももんが
10
図書館の新着図書。こどもたちごめんなさい、こんなに面白い本をおばちゃんが一番に借りちゃったよ。なぜ月を目指すのか、月を研究することで何がわかるのか。月のどこまでを人類は知っているのか。こんなことを、平易でユーモアも感じる語り口で教えてくれる一冊。最後に宇宙に関する仕事がしたいというこどもたちに、例え直接関係ないように思えても、どんな仕事も社会システムを動かしそれが宇宙開発に繋がるのだよ、と語る。わたしが生きているうちに、月についてどのくらい解明されるのか、楽しみだ〜。2017/01/08
クロ
9
小、中学生向けに書かれた月に関しての本。大人が読んでも面白く、大変勉強になった。夜空を見上げて満月だったりすると嬉しくて、『アポロ13』は今でも好きな映画だけれど、地球にいちばん近い天体「月」のこと、全然知らなかった。黒っぽく見えるところは海と呼ばれ、白っぽいところは高地と呼ばれていて、それぞれにある石の違いのこと。月の表と裏でその成り立ちに違いがあるらしいこと。日本の探査機「かぐや」によって得られた最新の成果などが紹介されていて、とても興味深い。人類が月を平和に利用できますように。2018/08/10
なつみかん
8
子供の頃に、な〜んとなく夢に描いた宇宙への〝月への〟憧れが戻ってくる・・・不思議(*^^)v2019/12/07