新日本新書<br> 自己啓発セミナー―「こころの商品化」の最前線

新日本新書
自己啓発セミナー―「こころの商品化」の最前線

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784406026512
  • NDC分類 145
  • Cコード C0236

内容説明

日本での自己啓発セミナーの歴史は二十年余り。下火に見えたセミナーが、再び流行しはじめています。セミナー会社は数百社に及ぶともいわれ、セミナーの中身にも新たな手法が加わっています。セミナー中の死亡事故や精神障害の誘発という例も表面化してきました。「マインドコントロール産業」との批判の一方で、夢中になり、友人を誘う人も多い。そんなセミナーがいま、なぜはやるのか。人人はなぜセミナーにのめり込むのか。その実際を見てみたいと思います。

目次

1 「こころ」が商品化されるとき
2 講義型セミナーの落とし穴
3 “密室”で長時間のゲーム型セミナー
4 セミナーではないと自称する“変形型”
5 なぜ、受講者を虜にするのか
6 公然と語られない多くの「危険」
7 構造的な「のめり込み」を生む仕掛け
8 企業の職場研修へ進出するセミナー

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しげ

3
本当は社会の問題であり、それに対して声を上げなければならないはずなのに、個人の問題として矮小化されてしまう「自己啓発」の危険性が語られていました。自己啓発は、資本主義に都合のいい「ものを言わずに働く人間」を作るために、大きなものの意志によって広められているのではないか、という問題提起による結び。巻末を読み、しんぶん赤旗の連載記事をまとめたものであることを知って合点がいきました。なるほど。2024/01/19

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