新人物ブックス<br> 昭和天皇のごはん―おいしい話と秘伝のレシピ

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新人物ブックス
昭和天皇のごはん―おいしい話と秘伝のレシピ

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  • サイズ B6判/ページ数 175p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784404039668
  • NDC分類 210.098
  • Cコード C0095

内容説明

弱冠17歳で宮内庁大膳課に奉職し、天皇皇后両陛下の食事を作り続けてきた著者が語りつくす、両陛下の貴重な思い出の数々と、料理の真髄。毎日、両陛下のためだけに作られる、質素でありながら伝統や旬を大切にして心を込めた料理の数々。そして、「好き嫌いなくなんでも食べる」ことを健康の秘訣とされ、「おいしかった」のお言葉をおかけくださる両陛下。現代の日本人が忘れてしまった、あるべき「理想の食卓」は、実は天皇家の食卓だった―。

目次

序章 宮内庁に出仕するまで
第1章 宮内庁での料理修行のはじまり
第2章 宮中の食卓
第3章 「一物全体食」と日本の食事情
第4章 四季折々、旬の食材の大切さ
第5章 宮中に学ぶ日本の食文化
第6章 宮中で学んだ料理上手になる秘訣
第7章 台所の大切さ
第8章 こだわり心の食卓

著者等紹介

谷部金次郎[ヤベキンジロウ]
1946年、埼玉県生まれ。日本銀行霞町分館で修行後、大膳課主厨長・秋山徳蔵の面接を受けて宮内庁管理部大膳課付厨房第一係に奉職。以後、和食担当として昭和天皇・香淳皇后の日常の食事作り、さらには特別な儀式や行事のための調理を行う。1989年、昭和天皇の崩御により退官する。くらしき作陽大学客員教授、大阪青山短期大学特別講師などをつとめ、「3分クッキング」などテレビ出演も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

むつこ

11
昭和天皇の健康の秘訣は「腹八分目」と以前から発言。その食事を支えていた料理人の本があることを始めて知った。宮中晩さん会の料理はほぼ洋食。それは箸を使えない外国人への気遣い。日本食を食べたい人は非公開の晩餐とのこと。天皇だって苦手な食べ物があっても、残すことは少ないらしい。作った人の、育てた人への気遣い。開かれた皇室の話をもっと聞きたいものだ。2014/05/08

okame

3
📖 昭和天皇が普段どんな食べ物を召し上がっていたのかの紹介中心かと思いきや、料理や食事に対する心構えや日本食文化の行き先の憂いだったり、タイトルから想像したものとはちがった。受け取り方の問題かもしれないが、若干説教っぽくも感じる。ちなみに昭和天皇は普通のお食事をされていたそうだが、その『普通』というのが人によって基準がまちまちで曖昧なので、詳しく書いてほしかったな。2022/02/19

kinoko-no

2
昭和天皇の料理人を務められた方の著書。毎日同じ方にごはんを作るのは、それも失敗せずにつくることはその腕前だけでできることではないのでしょう。「相手のことを思いながら、心をこめて作る。」そのことに尽きるように思う。だからこの著書が毎日ごはんを作る人への気持ちもすっとこちらに溶け込んできて、少し涙が出そうになりました。2013/01/10

あろあ

1
なんか半分以上ができるだけ手作りせよとか国産のものを食べろとかお説教っぽい。著者のおすすめの料理も良いけどもっと昭和天皇の食べていたごはんの話が知りたかった。2014/11/30

ノラ

1
タイトルと表紙から想像する、宮中ではどんな料理が作られ昭和天皇がどんなごはんを召し上がっていたのか、というお話ではないのがちょっと残念。 しかし全編にわたって料理すること、そして日本の食への愛に溢れた筆者の穏やかな語り口が、日常から少し離れゆったりと落ち着いた気持ちにさせてくれる一冊。 食材にも人にも愛情を込めて料理をし、それをいただく。 忘れがちなそんなシンプルな気持ちを大切にしたい。2013/02/05

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