出版社内容情報
讃岐国に流された幕府の罪人加賀殿。以来毒死や怪異が頻発し「悪霊」と呼ばれるが、その幽閉屋敷に下女として住み込むことになった無垢の少女「ほう」と彼との魂のふれあいを描く感動長編。
内容説明
その男は“悪霊”と恐れられた!涸滝の幽閉屋敷に下女として住み込むことになった少女ほう―。丸海藩の内紛が起こるなか、“悪霊”と恐れられた男と無垢な少女の魂の触れ合いが…。
著者等紹介
宮部みゆき[ミヤベミユキ]
東京都江東区に生まれる。昭和62年、「我らが隣人の犯罪」で第26回オール読物推理小説新人賞受賞。同年「かまいたち」で第12回歴史文学賞佳作受賞。元成元年、「魔術はささやく」で第2回日本推理サスペンス大賞を受賞。平成4年、「本所深川ふしぎ草紙」で第13回吉川英治文学新人賞、「龍は眠る」で第45回日本推理作家協会賞受賞。平成5年、「火車」で第6回山本周五郎賞受賞。平成10年、「理由」で第120回直木賞受賞
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