中世十三湊の世界―よみがえる北の港湾都市

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  • サイズ B6判/ページ数 345p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784404032218
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C0021

内容説明

南部氏との抗争に敗れた安藤氏は、十三湊からいったんは逃れるが、幕府の調停により、再び奪還する。―史料と発掘成果が一致する十三湊は、優れた文化的景観を残す貴重な港湾都市遺跡である。中世十三湊のダイナミックな変遷を永年の発掘調査の成果で明らかにする。

目次

特別講演 十三湊遺跡発掘調査一〇年
中世の主要港―三津七湊の現状と十三湊
安藤氏と金石造文化財
十三湊の都市構造と変遷―発掘調査一〇年の成果から
十三湊遺跡―港湾部・町屋地区・檀林寺の調査
推定家臣団屋敷地区の様相
唐川城跡の発掘調査
解説―新たな十三湊像の出現
中世ロマンの里市浦村

著者等紹介

千田嘉博[センダヨシヒロ]
国立歴史民俗博物館助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きさらぎ

7
旅行の下準備に。十三湊発掘十周年記念フォーラムをまとめたもので、2004年出版。勿論1993年のシンポジウム本より格段に内容は充実しており、本としての完成度もさることながら、続けて読むと「この十年でこれだけの成果が蓄積された」という事自体にもちょっと感動してしまう。一般向けのフォーラムなので、解説は丁寧で図版も多く、巻末に名所案内(位置関係の地図だが)なども掲載されていて便利。文献資料ではなく発掘資料の解説がメインなので、少々お勉強気分にはなってしまうのが。個人的には「人」が見えてくると楽しいのだけれど。2017/02/22

えひめみかん

0
アマチュア的には論文集よりこの本みたいなフォーラムの講演集の方が読みやすいらしい。また、自分が環境考古学分野が好みであることを再認識。2015/06/02

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