内容説明
秋津秀は、お茶の間の超人気テレビドラマ「特捜司法官S‐A」で主役のS‐Aを演じる俳優だ。他の誰にもその役を演じることはできない…なぜなら、特捜司法局のバックアップのもと、秋津の目にはまるで特捜司法官そのもののような銀色の人工眼球がはめ込まれているのだ。多くの秘密を抱え、謎に満ちた俳優。そんな彼のもとに、一人のゴーストライターが近づいてきた。綾村亜矢と名乗るその女と共に、秋津は再び事件に巻き込まれていく―!!大人気シリーズ、文庫化第二弾。
著者等紹介
麻城ゆう[マキユウ]
4月3日生まれ。東京都在住。漫画原作者として道原かつみとコンビを組み、「ノリ・メ・タンゲレ」(徳間書店)、「JOKERシリーズ」(新書館)を発表。’88年、「月光界秘譚」(小説ウィングスNO.1)で小説家としてデビュー。小説ウィングスで「新・特捜司法官S‐A」を連載
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まき
2
一巻を読んだのがウィングスノベルズ初版の時だから20年近く前かな。ジョーカーシリーズはコミックで好きだったので、それなりに楽しめたし懐かしかった。2010/10/30
fukuosaru
1
再読。秋津とサムのやり取りが好きだな~(*´∇`*)お話としては、二本目の海底牧場の話が好き(*^^*)というか、サム=30号がいい!!切なくて、ジンときました(/_;)ここからまた、新シリーズが始まると思うと感慨深いです(^-^)v2012/03/06
はるかかなた
0
新書版は既読だったのですが、友人が貸してくれたので改めて文庫版読了。麻城さんは思想、立場、時間、世界、あらゆる違いを超えて、分かり合えるかどうかを扱う作家さんなのだな、と改めて思いました。秋津とS-A、六道とジョーカーのそれぞれの思いが察せられて、切なくも美しい。正解を押し付けるのではなく、どの思想も同じ比重で描いてくれるところが好きです。2016/11/12
絵美
0
秋津秀。特捜司法局のバックアップの元、超人気TVドラマ「特捜司法官S-A」の主役を演じる俳優。そんな彼の元に、一人のゴーストライターが近づいてきて…。 ジョーカーシリーズの小説2作目。漫画版の主人公、六道リィン警部補も結構出てきてます。秋津とリィン、いい友だちになれそう…。本物のS-A(スペード・エース)も…相変わらずイイ性格です。2011/02/14
けん
0
海底牧場の話が切なくてとても良かった 本編は読んでいないのでそちらも気になる2019/06/15