新書館ウィングス文庫<br> 先生も春休み―屋上の暇人ども〈4〉

新書館ウィングス文庫
先生も春休み―屋上の暇人ども〈4〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784403540493
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

春休み、束の間の平穏を楽しむ天沼の自宅に、同僚教師である佐川が突然やって来た。「不意に顔が見たくなったんでね」。さらに、そこにやって来たのは、天沼の腹ちがいの妹・明。兄を愛する明は、何やらありげな佐川に噛みついて…。天文部の顧問、温厚で寛容でそして底のしれない(?)男・天沼。その誰も知らない胸のうちとは…!!人気の先生コンビが主役!!番外篇「先生も春休み」ほか、「シャッフル・タイム」とその後の春休みを描いた書き下ろしも収録。

著者等紹介

菅野彰[スガノアキラ]
2月2日生まれ。埼玉県在住。現在小説ウィングスで「屋上の暇人ども」を、月刊ウィングスで「海馬が耳から駆けてゆく」を不定期連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまこ

11
2000~2001年初出。2年生進級を前にした春休みの高校生たちと天沼先生、それぞれのお話。3巻を読み終わる頃には天沼先生のことがとても好きになったので、天沼先生の生い立ちや人柄が窺えるこの巻の表題作を面白く読めました。不器用と背中合わせのこの人の正直さは、私には強さ優しさとして映ります。これまでの人生の結果として体現されているかに見えるこの人のフラットな温かさのようなものが好きです。佐川先生の明晰さも好き。2016/10/08

ちるる

6
どうしようもない大人繋がりでこちらも再読。天沼先生は自分が持っていないものを自覚していて、それを補おうとして一生を費やしそうなところがすごいと思うのです。ずっとそのことを考え続けているのだろうか。すっごく心に響かないことを言うこともあれば、大事なことを言ってたりもする天沼先生。佐川先生も含め、教師側も子供たちの影響を受けているのがとてもいいなと思うこのシリーズ、続編をいつまでも待っています。2013/05/15

扉のこちら側

0
初読。2010/01/31

ひめ

0
『北へ100マイル~』を読んでこちらの天沼先生に会いたくなったので、久々の再読。久しぶり過ぎて、子どもたちの設定やら名前やらを忘れかけてました…。でもやっぱり表題作が好き。というか天沼先生が好き。ジャンルが特にそちら系ではないのですが、佐川先生との間にあるものが(本人が冗談に紛らわしてはいるけれど)友情以上のものだったらよいのにとほんのり思わせてくれる微妙さが良いのです。明と天沼先生のこれまた微妙な関係性は、イマドキなら「僕の妹はこんなに可愛い」のだからと認められてしまいそうですが(え?)→(コメ欄)2011/05/12

yourkozukata

0
先生もなかなかドスコイな過去がある。2008/10/04

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