内容説明
まるで災厄のように、過去からやってきた男。美大の講師をしながら彫塑をやっている守衛哲朗のもとに、突然現れた男。―それは、現アイドル俳優、そしてかつての恋人・遊佐晴親だった。十年前、二人は言葉もかわさず、白い雪の中をただ歩いていた。戻る意志もないまま…。一度も肌を重ねたことのない、決して忘れたことのない「恋人」。だがすっかりノーテンキになった彼は今、殺人犯として追われていて…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
cikorin06
5
結構、いや大分好きな作品でした。会いたくなかったけど深層心理ではマジ会いたかった！な話。良かったです。2018/10/16
華里
3
再読。神経質と紙一重なくらい繊細な子が、大人になったらこんなにも…というのが(笑) 根っ子のところは同じなんだけどね。添田くんの過去が気になるところ…何やらかしたんだ？ そしてエミの年も気になる。2011/04/06
tatsuki
1
この二人の“恋人関係”の定義が面白くてお気に入り作品なんだけど、微妙にブログで感想書き難い。今度こそ、ちゃんと書けるかなあ？2009/06/22
ayano
0
さらっと読んだだけでは受けと攻めの感情がつかみ切れなかった…そしてじっくり読んでも感想はすごく書きにくい。観応の起伏の少ない攻め視点である上に、受けの時間の流れによる変化と隠していることが相まって、何を考えているのかがものすごくわかりにくいからだろう。でもひきつけられる。2013/01/26
