内容説明
てらいなく「オタク」であることを語りながら、「オタク」のイメージを打破する溢れるユーモアと才気。毒があっても、なぜか新鮮なさわやかさ！本とマンガを何より愛し、そして三味線と盆栽（サイボン！？）をシュミとする、新鋭作家の爆笑エッセイ。
目次
「着替え前だからおおらかだえ」まえがき
１章 刺激は何もない
２章 妄想旅行
３章 愛なき世界
４章 妄想の道
「飢餓と愛には弱いわよハニー」あとがき
著者等紹介
三浦しをん［ミウラシオン］
１９７６年東京に生まれる。１９９９年早稲田大学卒業後、古書店でアルバイトをしながら、本とマンガを読み漁る日々を極める。２０００年、書き下ろし長篇第一作『格闘する者に○』（草思社）を上梓。その後ウェブマガジンＢｏｉｌｅｄ Ｅｇｇｓ Ｏｎｌｉｎｅで連載中のエッセイ「しをんのしおり」をまとめた『極め道』（光文社・知恵の森文庫）、２００１年にはがらりと作風を変えた長篇第二作『月魚』（角川書店）を発表、気鋭の新進作家として注目されている
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感想・レビュー
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nico🐬波待ち中
103
妄想…それは小説家にとってとても大切な、五感にも匹敵する必要アイテムなのかもしれない。しをん氏の想像力豊かな文章は、ここ最近の猛暑でヒートしそうな私の頭と心を心地好く溶かしてくれた。時に身悶え時にニヤリとほくそ笑み時にうおおおーと雄叫びをあげながら、深く静かに都合のいい妄想を一人繰り広げるしをん氏、恐るべし。表題通り、しをん氏の妄想炸裂な日常がセキララに綴られたエッセイ集。合い言葉「サイボン」でまたお逢いしたい。2018/07/16
さら
44
久しぶりに笑わせて頂きました、しをんさんのエッセイ。こんなに赤裸々に語っていいのかしら、と心配になります（笑） 私も妄想を楽しむ性質ですが、しをんさんの妄想は楽しいですね。2017/08/15
香菜子（かなこ・Kanako）
39
妄想炸裂。三浦しをん先生の著書。三浦しをん先生によるユーモアたっぷりのエッセイ。最初から最後まで笑いどころが満載で楽しくて時間を忘れて読んでしまいました。妄想炸裂のタイトルのとおり、三浦しをん先生の妄想世界にいつの間にか自分まで引き込まれてしまいました。大変な文才をお持ちの三浦先生だけれど、お茶目でチャーミングなところがあるのが人気の秘訣なのかもしれませんね。2018/11/11
てんちゃん
39
しをんさんの勢いある妄想に、気持ちがついていかなかった…。でも、しをんさんのオタクな一面や『風が強く吹いている』や『月魚』の原点を知ることが良かった。『風が強く吹いている』が初期の構想のようなBL作品にならなくて本当に良かった(^。^;)2016/06/17
ハミング♪♪@LIVE ON LIVE
31
ホンマ、炸裂しとったねぇ～～！！！(笑 今回も自宅で読んで正解やったわ・・・！(笑 母親にちょっと不審がられたけど、別にいいもん！だって、自室で読んでるのに、そこに母親がいたわけだから、私が笑いをこらえるのは筋違いだろ？！まぁ、こらえたけどもさぁ～、吹き出すのはしょうがないだろ・・・？！(笑 そうよ！今回も楽しめた！マンガのことはほとんどわからないし、バクチクってどんなバンドなのかも知らないが、でもおもしろいのである！(笑 映画「ブレード・ランナー」は観てみたいなぁ～☆「結婚できない男」つながりでね！(笑2011/10/01
