アラマタ美術誌

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  • サイズ A5判/ページ数 294p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784403120220
  • NDC分類 704
  • Cコード C0071

内容説明

本書が教えてくれるのはまずヒトはどうして絵を描くようになったのか?なんと絵が描けたために滅亡をまぬがれたというのです。美の思想は東西で違うにもかかわらず、騙される快楽、イリュージョンの快楽は共通しているわけを豊富な図版で説明。さらに、太古から現代までの装飾芸術の秘密を解き明かして、肥満とダイエットの美術史!を展開。ついにヒトはなぜ悪趣味を求めるのかを論じて大ドイツ芸術もバッドテイストだったことを証明して美醜の起源とその消滅にまで説き至る、わあ、さすがはアラマタ美術誌だ。

目次

第1章 ヒトはどうして絵を描くようになったのか(影の叡智と光の啓示;イリュージョン―歪めて視る真実)
第2章 装飾芸術論―「濃いアート」は秘密だらけ(東の鏝絵と西のグロッタを並べてみれば、見えて来るくる、装飾の魔界;「見えない美学」の猛攻―構造VS装飾の死闘)
第3章 差別する美学―ヒトはなぜ悪趣味を求めるのか(悪趣味だって?どこが?;人間のランキングについて―美醜の起源と消滅)

著者等紹介

荒俣宏[アラマタヒロシ]
博物学者・小説家・翻訳家。玉川大学客員教授。武蔵野美術大学客員教授。サイバー大学客員教授。1947年7月12日、東京生まれ。血液型はB型。1970年、慶應義塾大学法学部卒業後、コンピュータ・プログラマーとしてサラリーマン生活を送るかたわら、雑誌「怪奇と幻想」を編集。英米幻想文学の翻訳・評論と神秘学研究を続ける。独立後に取り組んだ小説『帝都物語』シリーズ(角川書店)は三五〇万部のベストセラーとなり、1987年に日本SF大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白義

12
美術を主題に雑学も交え、世界の見方の転換自体を目論む濃厚な本。影から絵画の起源に現実と非現実の危うい関係を見、こってこての濃い装飾から創造を、悪趣味から体制と反体制の拮抗、アウトローの自律化を引き出す発想力が凄まじい。写真も豊富で、どれも見ているだけで楽しめる。ヒトラーが退廃アートを滅ぼそうとして開いた退廃芸術展が予想外に大盛況した、なんてエピソードは、まさに悪趣味パワーは死なずというのを痛感する。美術入門としてもOK。なかなかの良書2012/02/03

11
独自の切り口で古今東西の美術を語る一冊。そもそも人類はなぜ絵を描くのかという疑問を、人類学的な視点から「影」をキーワードに読み解いていく第1章からして面白い。アカデミックな美術史とは一風変わった切り口(騙し絵、鏝絵、美容整形など)がいちいち新鮮。荒俣宏の博覧強記の語りは、読者を縦横無尽にあらゆる時代や地域に連れて行く。まさに高山宏や澁澤龍彦の著作のような読み味の本だ。講演を文字起こしした文章はとても読みやすい。しかしわかりやすく「言い切る」ことで、厳密性が失われている箇所も少なからずあるので注意が必要。2020/04/07

OKKO (o▽n)v  終活中

7
数年ぶりに布団の中でのんびり読み進む。バッドテイストは果たしてグッドテイストになりうるか?2024/01/25

OKKO (o▽n)v  終活中

5
図書館か~ら~の購入 ◆アラマタ先生の講義録 ◆ヒトはなぜ絵画を制作するようになったのか? そしてバッドテイストとは?! まさにアラマタ先生ならではの切り口 ◆ボリュームのわりにちょっと中身が少ない印象。情報量を求めるのではなく、アラマタ先生の語り口を楽しむべき一冊 ◆枕元に置いて、何度も何度も繰り返しパラパラ読みしたい2017/03/20

背川

3
これは面白かったああああ。なんという劇的な展開! どこまでも広がる世界! 深い愛! 当たり前のようなことも古今東西をさまよいながら巧みに解きほぐしてくれる、初めて見る絵も聞く話も思いもかけないところへ有機的に繋がっていく。そして初めて現代とファッションを愛せるかもという気持ちになれた。/荒俣氏のこうした本は初めて読んだが、さすがの文章力。私はアラマタになりたい……。2011/04/20

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