内容説明
この書物の目的は、「綱要」を、当時の問題あるいは論争的問題を取り去って、カルヴィンの積極的な教説が浮彫りになるように、提示することにあり、この「提要」は、カルヴィンの思想の主要な展開を、彼がしばしば行ったローマ教会に対する長ったらしい攻撃や教会教父たちからの豊富な、しかし時としては紛らわしい引用文を顧慮することなしに、辿ったものである。
目次
第１巻 創造者なる神
第２巻 人間の罪と贖い主イエス・キリスト
第３巻 聖霊
第４巻 聖なる公同教会
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぼけみあん＠ARIA6人娘さんが好き
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さすがにキリスト教綱要（最終版）の全文は読めないので、こちらを買って読んでみた。カトリック神学者との些末な論争部分などを省き、全体の１０分の１程度の文章を抜粋した抄訳。大雑把ながら脚注で本文の章節が示されているので、いざ本文に当たる時には便利。ただ翻訳上、神やキリストに対して敬語的表現が使われているということもあってか（もっともこれはこの本のみのことではないのだが）、とにかく読みにくく、内容が中々頭に入って来なかい。余裕があれば積ん読してある初版本も読んでみたい。2010/11/01
