内容説明
黄巾の乱から赤壁の戦い、三国時代の終焉まで各国勢力と武将の動きが一目でわかる!“くらべて楽しむ三国志”など三国志を深掘りするコラムも読みごたえ十分!
目次
序章 三国志とはなにか?(『三国志』と『三国志演義』―三国志といっても正史と演義のふたつが存在する;日本人と三国志―江戸時代に始まる日本の三国志ブーム ほか)
第1章 曹操の華北制覇(漢末の動乱―朝廷内で宦官と官僚の争いが激化!後漢王朝が衰退の一途をたどる!;黄巾の乱―太平道の張角が信徒を率いて蜂起!群雄割拠の時代が幕を開ける ほか)
第2章 三国時代のはじまり(劉備の流浪―曹操の後背を狙うも撃退された劉備、荊州の劉表を頼る;三顧の礼―荊州にて不遇の日々を送る劉備、諸葛亮と出会う ほか)
第3章 諸葛亮の北伐(曹丕の南征―弱体化した呉を狙うも敗退し、蜀呉同盟復活の契機となる;南中の反乱―劉備没後の混乱を突いた反乱を鎮圧し、蜀は国力を強化する ほか)
終章 三国時代の終焉(公孫淵の反乱―遼東で独立を画策した公孫氏の末路;司馬懿の権力掌握―魏宮中のライバル曹爽を出し抜き、司馬懿が魏の実権を握る ほか)
著者等紹介
渡邉義浩[ワタナベヨシヒロ]
1962年生まれ。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科史学専攻修了。早稲田大学文学学術院教授。専攻は中国古代思想史。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
d2bookdd
25
私が、中高生時代に夢中になった三国志、改めて読んでも胸躍る物語りです。本書は、各種文献の対比がされているのが良いです。ちょうど、実家から、当時のボードゲーム『英雄三國志』も発掘され、子供達と遊び始めたところです。本書片手に三国志を楽しもう。2022/05/03
鯖
20
あからさまな三國志まではコーエーのおかげで脳内に完璧再現なんだけど、晋のあたりがイマイチで…というか、アマプラで三國機密と司馬懿軍師連盟を視聴するにあたり概説と地図が欲しくて手元に。全部わかりやすくていいんだけど、大陸は広大なので、戦闘の局所図が大陸のどの辺にあたるのかのちっこい地図を右上にでも配置してくれるともっとよかった。すんごい楽しみにしてた曹叡親征の合肥新城包囲戦と公孫淵の乱がドラマではナレ終了で、この本で脳内再現準備万端してたのに残念ではあった。アマプラで100話のさんごくし復活しないかな~。2023/01/11
ピオリーヌ
13
「三国志の群雄相関図」は分かり易い。正史をベースに概略が語られるが、演義のみならず吉川三国志、横光三国志も要所で紹介される。三国志を何かで知って、入門として開く最初の一冊としてどうだろうか。登場人物のイラストは今風で見やすい。そのイラスト、袁紹は髭をつまむ等無双に全力で寄せてあって、劉備は大泉洋感が半端ない。後漢末(反董卓連合軍頃)の相、刺史、牧、大守、将軍の違いについて詳しい方教えてください。2022/05/05
tokkun1002
6
2021年2月。わかりやすいんでしょうね。歴史を理解してないので残念。2021/09/07
てくてく
4
三国志諸作品の違い、有名なシーンの立地条件などが詳説されていて楽しめた。多少三国志の知識がある人にとって特に楽しめる本だと思う。2021/06/19