感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
流言
165
河内大吉が男前過ぎて男でも惚れる。こんなにいい男なら営業でも結果が残せるのも蓋然。りんに対して「おれんち来るかァ？」の一言、これだけで嫌という程キャラが立っている。実際には作中で描かれている以上の苦労があるはずで、職場ではかなり育児に対して理解があるし、相談相手になってくれる人もいる。保育園もスムースに決まったし、通勤時間が倍以上かかるという辛さも数ページで消化してしている。現実には耐えきれないほどの苦労があるはず、にもかかわらず大吉ならなんとかしてくれる、と思わせるほどの人間力がある。続きに期待。2013/05/05
エンブレムＴ
145
父と娘の愛情物語だと思ってたら、全然違ってましたー。仕事は出来るが女っ気皆無の三十路男・大吉。彼は持ち前の正義感と勢いで、祖父の葬儀で出会った６歳の女の子（でも戸籍上は叔母）を引き取ってしまいます。子供嫌いで女は苦手という彼にとっては「世界一苦手なイキモノじゃないですかい!!?」という状態なのに（笑）０から学んでいく手探りでの子育て。それぞれの立場でのいろんな考えが描かれてるのがリアルで、クスクスッと笑わされながらも、気が付けば真剣に読み込んでおりました。「これは犠牲じゃない」のくだりが胸に響きました。2013/04/12
ヒロ＠いつも心に太陽を！
103
実は原作を途中で挫折していたのだがアニメがかなり面白くて好きだったので再読☆大吉、よく決心したなぁ。最初は勢いで言ったこととはいえ、なかなか３０男一人で思いきれることじゃないよね。りんちゃんと一緒に暮らす覚悟を決めたあとの大吉はものすごくりんちゃん想いでいろんなことに手探りながらも頑張っていてかっこいいし、そんな大吉と暮らせるりんちゃんはラッキーだ(*^∨^*)「子供はそのことを深く詳しく説明する言葉をまだ持っていないだけで心の中ではもうずいぶん複雑なこと考えてるんだよね」印象的な言葉です。2012/01/02
匠
83
TVアニメ版のほうで観ていた時とても良かったので、原作であるこちらを読み始めることにした。亡くなった祖父の隠し子である６歳の女の子・りんを、突如引き取る決意をした３０歳のダイキチ。実際は叔母と甥の関係なわけだが、しっかりしたりんの無邪気さや、初めての子育てに慌てつつも投げやりになどならない誠実さを見せるダイキチがいい。理想と現実の狭間で、ただ可愛いがるだけじゃ成り立たない子育てに際し、経験ゼロの彼が今後体験するであろう様々なことを思うと、しっかり見届けて応援したくなる。2013/03/17
ソラ
59
B:りんのために部署替えが出来るって大吉やるなぁ。りんと生活していくって言う覚悟の表れだと思う。2013/06/09
