出版社内容情報
愛と暴力・・・「あたしの体自由に使っていいよ 愛とか好きとかいらないっす オモチャにしていいよ 犬になってあげるっす」賛否両論の激しい反響を巻き起こした表題作のほかに「でっかい恋のメロディ」「虹の彼方に」「3つ数えろ」のじっくり読ませる異色短編を同時収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
昱ュイ
5
同作者の「危険なふたり」に似てるけどより好きだった。経験を重ねて瞳の光り方が変わるのとか『あやまってなんかほしくなかった。絶対に』ってとこは印象深い。女の子のキラキラぶりぶりした部分ばっかりじゃなくて、細かい切なさとかそれを見せまいとする周囲への気遣いが描かれていてよかった。しばらく経ってからまた読んだら読み取り方が変わりそう。
mariekko
5
「失恋や ココロがキズついたときはぁ 友情と文化とセックス しかないっす」2012/06/12
ざじ
4
読むたびに「ヘルタースケルターより3つ数えろを沢尻エリカと窪塚洋介で短編映画にしてほしかったなあ」と思う2013/09/06
うる
3
全4作が入った短編集。表題作と3つ数えろという作品がとても印象的。 他の方も書いていたが、愛と暴力をテーマにしている。どちらも主人公が好き。2022/12/25
さちこ
3
初めての岡崎京子さん。 この登場人物みたいに、悩んで悩んで悩み倒せる人生が逆にうらやましく感じた。2020/01/15