蹴れ、彦五郎

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蹴れ、彦五郎

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  • サイズ 46判/ページ数 386p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784396636272
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

今川義元の嫡男 今川彦五郎氏真はなぜ名家を没落させたのか
蹴鞠と歌を何より好んだ戦国武将が天下人に見せた正しき矜持とは?
直木賞作家 今村翔吾の凄みあふれる驚愕の歴史短編集

桶狭間での父義元の急死を受け、 彦五郎氏真は駿河今川氏の当主となった。
だが、落日はすぐそこに――家臣だった松平元康(徳川家康) は離反、 甲斐武田からも圧迫され、 正室である相模北条氏の娘・早川殿とともに転々と落ちゆく日々。そんな中にも救いはあった。 氏真は近江の寺で出会った童子たちの師となり、ある希望を抱く。 しかし無常にも、天下をその掌中に収めつつあった織田信長は、氏真と心通わせた子らを叛乱の縁者として殺してしまう。 蹴鞠の名手であり、歌をこよなく愛した男が見せた最後の心意地とは…… ( 「蹴れ、彦五郎」)
小田原征伐で奮戦した北条氏規を描いた「狐の城」、信玄が廃嫡した武田義信の苦悩の物語「晴れのち月」、江戸を築いた太田道灌を綴る「瞬きの城」など、珠玉の八編を収録。

内容説明

駿河今川氏の家督を継いだものの、彦五郎氏真は隣国の圧迫に抗し切れず没落の一途を辿る。苦難の日々の中、氏真は近江の地で子どもたちの師となり、その未来に明るい光を見る。しかし、天下人・織田信長は、氏真が心通わせた子らを殺害。蹴鞠の名手である氏真が信長に見せた、最後の意地とは…(「蹴れ、彦五郎」)小田原征伐で奮戦した北条氏規を描いた「狐の城」、信玄が廃嫡した武田義信の苦悩の物語「晴れのち月」、江戸を築いた太田道潅を綴る「瞬きの城」など、珠玉の八編を収録。

著者等紹介

今村翔吾[イマムラショウゴ]
1984年京都府生まれ。ダンスインストラクター、作曲家、埋蔵文化財調査員を経て、2017年、武家火消の活躍を描いた時代小説『火喰鳥』でデビュー。18年『童神』が第10回角川春樹小説賞を受賞、『童の神』と改題し第160回直木賞候補に。20年『八本目の槍』で吉川英治文学新人賞を受賞。デビューから5年の22年『塞王の楯』が第166回直木賞を受賞。今最も活躍を期待される歴史時代作家である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

356
今村 翔吾は、新作中心に読んでいる作家です。 戦国時代の脇役たちが主人公の連作短編集、オススメは表題作『蹴れ、彦五郎』&『晴れのち月』&『狐の城』です。 短編ですが、どの作品も読み応えがありました。 https://www.zusyu.co.jp/works/detail.php?id=762022/09/20

しんごろ

337
何をやらせても木村拓哉は木村拓哉なら、何を書かせても今村翔吾は今村翔吾。そんな感じの短編集。珍しくホラーっぽいもの、ショートショートなものもあった。全体を通してこの短編集のキーワードは“才”ということか。この才が、今村翔吾が描くかっこいい漢達の原点ではないだろうか。そして、この短編集が今まで発表された物語の土台であると思う。そして、いつも思うのだが、今村翔吾はあとがきまで楽しませてくれる。読者を楽しませてくれて、何度でも再読したくなるような短編集。うむ、どの作品も今村翔吾の描く漢はかっこいい。2022/07/31

旅するランナー

320
あとがきで作者本人が書いてる通り、初期短編集。デビュー前の作とは思えないほど感動できる表題作を始め、粒揃いの8編。いかなる生まれかにかかわらず、人にはそれぞれの才がある。戦により摘まれることなく、存分に才を振るえる世がいつの日か必ず来る。底流に流れる、そんな英雄たちの思いが伝わる、熱き人間賛歌にジ~ンときます。今川義元の息子(氏真)、織田信長の孫(三法師/秀信)、太田道灌の純愛、武田信玄の息子(義信)、北条四兄弟の末っ子(氏規)など、新たな視点で描かれる、それぞれの素晴らしい生きざまにキュンキュンします。2022/10/02

パトラッシュ

283
戦国や幕末の乱世にあって際立つ才を持ちながら、時代の求めに合わなかったため下手な生き方しかできなかった面々を描く敗北者列伝。今川氏真や北条氏規は先が見え過ぎて周囲に受け入れられず、織田秀信や武田義信は実力第一の世であまりに優しく情け深く、太田道灌や秋山平十郎は自分を信じるあまり引き時を誤った。逆に間部詮勝と由良勝三郎は、若き日の記憶に老いてから揺さぶられる。過去作品で登場した石田三成や松永久秀もだが、著者の眼差しは歴史の流れに抗って果敢に生きた姿に注がれるのだ。生きづらい現代にある者として考えさせられる。2022/08/12

hiace9000

229
戦乱と生死の狭間に生を受け、世を思い、命散らした数々の戦国武将たち。今村翔吾のフィルターに彼らを通すと、その誰もが弾む躍動感と煌きをもって目の前に蘇り、今を生きる我々の心の中に息づき脈動し始める。己の「才」とは何か、「使命」とは何か、「義」とは…それを活かし、自身も人をも生かす道を模索する作者自身の生き様こそが、熱い言葉となり迸る。「シビレエイは自分が痺れているからこそ、他人をシビレさせることができる」とは、かのソクラテスの言。初期作品集と侮ること勿れ!短編・掌編全てに今村作品に通底する哲学が熱く脈打つ。2022/09/19

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