内容説明
湘南の片隅に、見た目も実力もNo.1の名探偵がいる―舞い込むのは風変わりな依頼ばかり。「生野エルザ探偵事務所」本日も、来る者拒まず営業中!“ライオン探偵”エルザと天然ボケの助手・美伽が挑む厄介な事件―「家出した亀の捜索中に殺された銀行員が靴下を奪われた理由とは」「老婦人を轢いた犯人はなぜ珈琲をかけて逃げた?」「元カレと永遠の愛を誓って湘南平に取り付けた南京錠を外して」「深夜のビーチで正面衝突したフィアットはどこへ消えた?」すべては依頼人のために。最強タッグが真相を追う!
著者等紹介
東川篤哉[ヒガシガワトクヤ]
1968年、広島県生まれ。岡山大学法学部卒。2002年、カッパ・ノベルスの新人発掘プロジェクトで長編デビュー。『謎解きはディナーのあとで』が、本屋大賞を受賞しミリオンセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
136
連作短編集。そんなトリック使うか?と思ったフィアットの話が一番面白かった。2015/07/14
スパシーバ@日日是決戦
102
C (2015年) 平塚の街では少しは名の知れた私立探偵と、OL生活に破れ地元に帰ったのち、10年振りに再会した旧友からの誘いを受けた探偵助手のコンビ。各短編の評価は以下の通り。「○ 轢き逃げは珈琲の香り/首吊り死体と南京錠の謎/消えたフィアットを捜して」「△ 亀とライオン」。色々なシリーズものがあるが各々ソコソコ面白いしハズレはないが、「これぞ!」という突出したものがないのも否めない。キャラクター云々より奇抜なトリックを期待している小生には物足りなかった。 2016/02/18
takaC
94
結構面白いけど4事件とも殺人事件である必然性があったのかちょい疑問。平塚は人殺しが多発する恐い町なのかと誤解してしまうじゃないか。誤解じゃないって事なの?前作も全部殺人事件だったっけ?2015/10/02
nyanco
68
やっぱりシリーズ化されたんですねw ただ、残念ながら前作の方がエルザがぶっ飛んでいた様な・・・w キャラ読みさせていた前作よりも、今回の方が依頼者側にクセがあってそちらを楽しませる趣向だったのかも。 湘南平の南京錠など湘南を舞台にしている作品らしさもあったと思います。 ビーチで突然消えたフィアットの謎など、映像化はなかなか難しそうだけど想像する絵面は面白かった。 さっくり読める本シリーズ、次もあるのかな?2015/07/22
しょーくん@本棚再編中
63
★★★★★★☆☆☆☆シリーズ第2弾。東川さんらしい軽快なユーモアミステリーです。烏賊川市シリーズや謎解きシリーズのように続いてほしいですね。実写化に向いてそうです。2015/10/24