血の冠

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  • サイズ B6判/ページ数 391p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784396633028
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

警察OBの越沼が殺された。頭蓋骨が切断され、脳味噌に王冠のように釘を植えつけられて。それはかつて「キング」と呼ばれる殺人者が繰り返した、二十六年前の忌まわしい迷宮入り事件の手口と同じだった―。弘前中央署会計課係長の小松一郎は、幼馴染みの警視庁警視正・風間によって、捜査の最前線に立たされる。少年時代二人はキングの被害者だったのだ。地元有力者を密かに容疑者と目する風間たち。だが、その追跡も空しく、猟奇殺人はさらに続く。そして、解決の鍵となる捜査資料が紛失した。署内に事件と関わりのある者がいるのか?北の街を舞台に心の疵と正義の裏に澱む汚濁を描く、警察小説の傑作誕生。

著者等紹介

香納諒一[カノウリョウイチ]
1963年、横浜生まれ。早稲田大学卒。91年小説推理新人賞を受賞し、92年に祥伝社刊『時よ夜の海に瞑れ』で長編デビュー。本格派ハードボイルド作家として注目を集め、99年『幻の女』で第五十二回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MarsAttacks!

15
26年前に起きた連続猟奇殺人事件、それと同じ手口の事件が起きる。なかなか面白そうな題材なのですが、読んでいていまひとつリズムに乗れず、物語に集中できない。会話に含まれる方言や、なんかイライラする主人公の行動にめげそうになりつつ、物語の結末が気になり最後まで読みましたが、何でしょうかこの中途半端な結末。疲れだけが残った感じです。2011/01/15

あ~や★

13
26年前に迷宮入りした「キング」と呼ばれる殺人者による猟奇殺人事件と同じ手口による遺体が発見された。頭蓋骨が切断され、脳みそに王冠のように釘を植えつけられていたのだ。 弘前中央署会計課の小松は、幼なじみである警視庁の風間に補佐役として指名され、捜査の最前線に立たされる…。 事件が複雑な上、弘前弁が読みづらく、意味がわからなくて、内容が頭に入りにくかったです。 幼少期の家庭環境は人間形成に大きく影響するんでしょうね。 小松には正義をまっとうして欲しかったです。2019/03/03

ゆみねこ

13
うーーん、何だかなぁ…。26年前の猟奇殺人と似たような事件が連続して起きる。当時の事件関係者だった子供は猟奇殺人の捜査官として警視庁からやってきて、同じく幼なじみで事件に巻き込まれた会計課の警察官を捜査のアシスタントに指名する…。ところで、警視庁から地方の県警に捜査官が出張って行く事ってあり?? 会計課員の義父が生臭坊主という設定もあまり意味がないような?2011/11/29

ひねもすのたり

4
香納諒一さんは昭和の二時間サスペンスっぽいノリが好きで時々読んでいます。この作品も後半はかなり読ませるし、それなりに楽しめたんだけど、あの手垢がつきすぎたオチはちょっと興醒めでした。2011/08/01

ねぎまぐろ

3
★★★2022/07/03

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