感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mystery#01
1
10年以上前の小説で2020年には、という記述もあり、当時の未来の立場で興味深く読めた。内容は、日本の国債発行が総貯蓄額を上回る事が予見され政府がウルトラC級の施策が予想される。これを受け花形アナリストが社内不正と相対の一方、不正を企む連中の圧力を受けながらも暴いていく事になる。その経緯で経済に関して参考になる内容についても分かりやすく(不勉強な同僚に説明する形式で)解説してくれる。金融資産とモノ資産に対し税のかけ方で右往左往する姿は決して人ごとではない。最後と主人公のプライベートは余計な気はしたが。2019/07/26