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出版社内容情報
竹内早希子[タケウチ サキコ]
内容説明
東日本大震災の津波で、壊滅的な被害を受けた岩手県陸前高田市。そこで、文化四年(一八〇七年)から続く老舗醤油蔵八木澤商店は、二〇〇年以上の歴史を持つ土蔵や杉桶、そして醤油屋の命である「もろみ」を津波で失った。誰もが「終わった」と思ったが、九代目の河野通洋は震災から五日目にして「必ず再建する」と社員を前に約束する。醤油をもう一度つくれる日を夢見て、必死に再建を目指す社員たち。そんな中、伝統の醤油復活のために不可欠なもろみが思いがけないところで見つかるが、それは彼らが直面する困難の序章に過ぎなかった…。河野をはじめ、八木澤商店の社員たち、そして陸前高田の人々の五年間の苦闘を、緻密な取材で描くノンフィクション。
目次
二〇一一年三月十一日
全部なぐなった
絶対、復活してやる
スカイブルーの町―気仙地方と八木澤商店の歴史
信頼関係なんかクソくらえ
失われた伝統の味
青い麦
なつかしい未来創造株式会社
再建への長い道
希望をつなぐ初搾り
奇跡の醤
地上を行く船
著者等紹介
竹内早希子[タケウチサキコ]
1975年生まれ。神奈川県出身。大学卒業後、有機農産物宅配会社入社。主に品質管理部門で16年間勤務。在籍時に仕事を通して八木澤商店に出会う。退職後、ドキュメンタリー映画『うまれる』シリーズ企画スタッフを経て、地域のコミュニティスペース運営に携わる。3児の母。震災後、八木澤商店社長の河野通洋氏の生き方に感銘を受け、独自に取材を続けてきた。『奇跡の醤―陸前高田の老舗醤油蔵八木澤商店 再生の物語』が初の著作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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