内容説明
情報伝達から情報創造の時代へ。最高の知性が贈る、２１世紀への画期的な新・文明論。
目次
序章 漂流する現代を切り拓く
１章 「創造性の喪失」が平和の最大の敵―保守と創造を正しく循環させよ
２章 「情報化の波」が管理社会を突き崩す―“情報の創造”を忘れた情報化論議の危険
３章 問題解決のための「方法」と「技術」―対立した利害や意見が創造的に「総合」されるまで
４章 生命ある組織作り―創造性豊かな参画的組織だけが強力に持続する
５章 今こそ必要な「科学的人間学」の確立―「知」に縛られていては、「創造的合意」を得られない
６章 「文明間・民族間摩擦」を解決する道―“伝統体”という、多重生命観を世界に広めよ
７章 「晴耕雨創」というライフスタイル―情報リテラシーを高め、「思索産業」を育成せよ
８章 野性の復興―情報循環で、ヘゲモニズムから安心立命へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kkd
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KJ法だけじゃない川喜田二郎氏の思想的背景、ビジョンが堪能できる。湧き上がるパワーは凄まじいの一言。今の時代なら、当時よりは氏の言う「野性の復興」は受け入れられるのではないだろうか。氏の一人の主張としてだけで終らせるには惜しいので、氏の教え子の動向なども知りたくなる。2009/12/28
