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内容説明
人間評価最大の尺度「人望」の条件とは何か。
目次
1章 「人望」こそ、人間評価最大の条件―現代に甦る“人望主義”の精神とは何か
2章 「人望のある人」とは、どんな人か―「不徳の致すところ…」にみる、徳と人望の相関関係
3章 不可欠の条件―「九徳」とは何か―時代を問わず、世界中に通用してきた徳目を学ぶ
4章 人間的魅力と「常識」との関係―「中庸=常識」が示唆するリーダーの現代的人間像とは
5章 儒教の「徳」とキリスト教の「徳」―東洋・西欧に共通する人望の条件を洗い出す
6章 「教なければ禽獣に近し」―子どもを人望ある人に育てるには、どうすればよいか
7章 機能集団における指揮者の能力とは―人徳プラス能力によって部下の「やる気」を鼓舞するために
8章 現代人が学ぶべき「人望」の条件―「コスモ・エイティ」発足事件が示す“人心掌握”の典型例
著者等紹介
山本七平[ヤマモトシチヘイ]
1921年、東京生まれ。42年、青山学院高商部卒。戦時中は砲兵少尉としてフィリピン戦線を転戦、マニラで捕虜となる。戦後、山本書店を設立し、聖書、ユダヤ系の翻訳出版に携る。日本の文化と社会を独自の手法で分析していく論考は、「山本学」と称され、いまなお広く読み継がれている。1991年、69歳で没す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たー
16
なかなか良かった。人望について儒教とキリスト教と実例(政党のゴタゴタ、戸塚ヨットスクール、起業)を交えて語られており分かりやすい。自分の儒教に対する誤解(偏見)もだいぶ解消された。(他の著書で触れているので再説しないという記述が多いのが若干消化不良だが…)2012/11/26
RASCAL
7
本屋の店頭で題名を見て衝動買い、実は結構古い本だった。「無党派クラブ」とか「戸塚ヨットスクール」とか言われても、なんのことだったかいなという感じ。でも、 「掘り起し共鳴現象」って言いえて妙。九徳、中庸、克己復礼、克伐怨欲、キーワードがたくさんあった。東洋哲学は深いなー。徳育、その通りだと思います。近思録、大学、中庸、論語、折を見て勉強ししてみます。2015/05/30
Norykid
2
改めて人望とは何か、人徳とは何か、問われると明確に答えられないものですね。この書はそこに切り込んでいます。漠然としていた人望というものが、手の届く場所に見えた気がしました。2015/05/20
ryouen
2
九徳masterへの道は遠い。2009/04/20
manabu tajima
1
悩む度に読み返す本の1つ。君子食飽くことを求むるなく、居安きことを求むるなく、事に敏にして言を慎み、百道に就きて正す。学を好むというべきのみ。結局論語に行き着くわけなのだが。。2012/07/03