目次
第1章 日本人は軍人を差別する―平安時代に起源を持つ日本人の病根
第2章 穢れと言霊―軍人差別と部落差別の共通点とは
第3章 平和憲法教が国を亡ぼす―作家・井上ひさし氏への公開質問状
第4章 戦後平和教育の幻想と錯覚―きれいごとで、真の平和は達成できない
第5章 日本人の目を曇らせる「常世」の思想―いま見据えるべき、真の国際化への道
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
26
ずっと読みたかった本。どうして日本人が軍隊嫌いかを、歴史的に読み解いています。穢れの発想に、納得!人が使うお箸が、洗ってあっても汚く感じるのには、こんな文化背景があったのかと、とても新鮮に読みました。2020/06/17
おっくー
8
上司の勧めで借りて読んだ本。日本で安全保障に関する議論がそもそも少ないことに疑問を抱き続けていた。その理由がわかる内容。もっと広く読まれるべき本。2016/12/18
キヌモ
1
少々お堅い本だけど、と言って友人が貸してくれた本です。日本人の心の奥底に持っている「穢れ」という思想を解き明かしつつ、この国の歴史に切り込んでいった作品だと思います。差別はいかにして生まれたか、ということにも言及していて、刺激的な論文でした。後先になるけれど、「言霊」も読むつもりです。2020/09/21