祥伝社文庫<br> 吹けよ風 呼べよ嵐

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祥伝社文庫
吹けよ風 呼べよ嵐

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  • サイズ 文庫判/ページ数 466p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784396345280
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

時は戦国。甲斐の武田信玄の野望の触手は北信濃に向かった。北信国人たちは村上義清を盟主と仰いで武田方の猛攻を弾き返す。だが限界は見えていた。国人の一人、須田満親は使者となり、越後の上杉謙信に支援を請う。ここに五度にわたる川中島合戦の幕が切って落とされた。綿密な現地取材と最新の説を徹底研究した末、伊東潤が戦国時代屈指の大戦を再現する!

著者等紹介

伊東潤[イトウジュン]
1960年、神奈川県生まれ。外資系企業に勤務後、作家に。『国を蹴った男』で吉川英治文学新人賞、『義烈千秋 天狗党西へ』で歴史時代作家クラブ賞、『巨鯨の海』で山田風太郎賞、『峠越え』で中山義秀文学賞など、受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

154
伊東 潤は、新作中心に読んでいる作家です。未読の本書が新刊文庫になったので、読みました。北信濃の土豪、須田満親の物語は、初めてです。川中島の合戦が第五次まであったとは、知りませんでした。タイトルの「吹けよ風 呼べよ嵐」は、プロレスファンならお馴染みのアブドーラ・ザ・ブッチャーの入場テーマ曲 https://www.youtube.com/watch?v=XNOaBkyR5tA と同一ですが、著者はアブドーラ・ザ・ブッチャーのファンで、意識してつけたのでしょうか?それとも偶然の一致でしょうか?2019/06/25

岡本

104
謙信と信玄ではなく信濃国衆・須田満親の視点から川中島の戦いを描く。信濃方、そして越後方の満親の視点なので作中では武田家や信玄の事が強欲で強兵を率いる悪魔の様な印象を受ける。大名ではなく国衆を主人公に据える事の多い著者だから書ける一冊。2019/08/03

えみ

51
五度にもわたる川中島合戦はこうして行われた!時の最強武将、上杉謙信と武田信玄の義と野望がぶつかり合った戦国時代の超有名な戦い。信濃国の武将・須田満親の第三者の立場から見たその戦は果たして何を意味していたのか。知らなかった側面が顕わになって益々戦国という世に興味と魅力を感じることができる一冊だった。武人として何を大切に生きていたのか、何を背負って戦に繰り出していたのか、綺麗事じゃない命のやり取りを知恵者の満親を通して教えてもらった。弱き者は強き者に従う、それこそ己の背負うものを丸ごと守る方法、勝ち抜く秘訣!2021/02/06

maito/まいと

24
文庫版読了。武田・上杉の対決構図と史実での展開に満親・信正の戦いを重ね合わせるストーリーテリングの妙は、再読しても色あせることがない。単行本では、価値観の相違と後の時代の変化を先取りした題材作りが絶妙、という感想だったが、今回はそれに加えて、信じ合ったり憎み合ったりする二人の関係性が印象に残る。特に思考の読み合いや臭いでの判別、最後の最後で刀を振り下ろせず、敵でありながら混戦の中では背中を合わせられるヒーロー要素が熱い。大人の都合はともかく、続編は成立しうるな、と改めて実感。武田家滅亡ともリンクするし。2019/06/01

YONDA

17
北信濃の一領主でしかない須田満親が主人公。小さき者は大きな者である武田家に抗えず、先祖から受け継いできた領地を失う。大きな者に対抗できるのは若き大きな者謙信。謙信の義と共に古地奪還を願う満親。第四次川中島で武田軍に囲まれた満親を助けに来る謙信は素敵。武田好きには悪者信玄は辛いが、この作品の謙信は常に葛藤し、弱いところがありひかれる。一般にはあまり知られてはいないが、実在した人物を主人公として清々しく描くのは伊東潤ならでは。満親のこの後を読んでみたい。文庫の表紙だけ見ると、謙信が主人公の話だと思われちゃう。2020/05/14

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