内容説明
泉十郎は何かが飛来するかすかな音を耳にした。柴崎の胸に棒手裏剣が突き刺さっている。忍者だ!泉十郎は棒手裏剣が飛来した先に目をやった。口封じか!?半月前、駿河成沢藩の重臣が殺された。「始末をつけよ」と命を帯びた泉十郎たちだったが、探索の途上で捕えた藩の御使番柴崎が、口を割る前に谷隠流なる忍びに殺され…。忍び対忍び、苛烈な戦いが始まる!
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年、埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒業後、教員生活を送る。90年『剣の道殺人事件』で江戸川乱歩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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