内容説明
「大助、向後の徳川との合戦はお前が引き継げ」智将・真田幸村の遺命を受け、豊臣秀頼とともに炎上する大坂城を脱出した男がいた。死んだとされていた真田大助である。その後、一族は紀州に潜み、雌伏して七〇年。脈々と継がれていた豊臣の血筋をついに紀州徳川家に入れることに成功した!その名は頼方。後の吉宗である。幸村の思いを胸に秘め、真田の暗闘が始まる。
感想・レビュー
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あんパパ
10
荒唐無稽とはいえなかなか骨太な時代活劇。若君新之助。。粋な着流しで「俺は天下の風来坊徳田新之助だ」が決まり文句の暴れん坊将軍も十代の頃が苦労したんだなぁと勝手にコラボってみた。2016/11/19
水戸
2
発想がすごい。キツツキの托卵を思い出した。まさか、そんな可能性を捜索するなんて。歴史として、結果がどうなるのかは知っているけれど、どんな心理や行動を経て、そこに行くのか。気になって仕方がない。暗躍、戦いの連続。2021/06/21
はかり
2
鳥羽亮は初めて読む。これはフィクションだが、実名が出てくるので混乱する。幸村好きの男がいるので、一度読むのを勧めてみたい。豊臣家再興の夢が叶うか。豊臣吉宗の天下取りが果たせるのか。興味はつきない。2014/08/14
naka
1
鳥羽亮さんのこの設定は面白すぎる!2018/08/22
Papa Yamaoto
1
面白い!読む速度が上がった下巻が楽しみです。2017/06/07