内容説明
新大橋―逢瀬を重ねた男に裏切られた女を包む涙雨。赤羽橋―捨て子と知った少女。水面を舞う初蛍に母の面影が。今川橋―愛するがゆえに女の前から姿を消した男の決意。水車橋―藩危急の密書と共に江戸の土を踏んだ若侍を待ち受けていたものは。悲喜こもごもの人生模様が交差する江戸の橋を預かる、北町奉行所橋廻り同心の人情裁き。好評シリーズ第四弾。
著者等紹介
藤原緋沙子[フジワラヒサコ]
高知県生まれ。立命館大学文学部史学科卒。小松左京主宰「創翔塾」出身
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