内容説明
九亀虹人たちの旅はまだ終わりを告げていなかった。時空の誤差により、辿り着いたのは…若き日の宮沢賢治や江戸川乱歩が闊歩する大正八年の日本。熱気とモダン、進取の気概に燃えていた時代だ。霊魂や霊能力を科学的に解明しようとする運動が最も盛んだった頃でもある。“神”とは?“霊魂”とは?人類最大の謎に挑む、九鬼虹人の旅が再び始まる。
著者等紹介
高橋克彦[タカハシカツヒコ]
1947年、岩手県盛岡生まれ。83年、江戸川乱歩賞作品『写楽殺人事件』で文壇デビュー。以後、発表する作品が次々と文学賞を射止め、91年『緋い記憶』で直木賞を受賞
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