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ノン・ポシェット
龍の契り

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  • サイズ 文庫判/ページ数 664p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784396326562
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

1982年、英国情報部が外交文書を撮影中、スタジオが全焼した。その折、忽然と消失したある機密文書―。二年後、香港返還交渉に臨んだ英国サッチャー首相は、なぜかほぼ無条件で返還に合意した。それまでの強気な姿勢の英国を、かくも弱気にさせたものとは?香港返還前夜、機密文書を巡り英、中、米、日の四カ国による熾烈な浄奪戦が開始された。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tetchy

3
本書で書かれている事象が作者の空想の産物なのかそれとも史実なのか判断に迷うところだ。というのも今の日本が服部氏が本書を発表した1995年に想定した最悪のシナリオのとおりに進んでいるからだ。本書で書かれた脅威が全く絵空事ではなく、日本の暗い将来を暗示しているようにしか取れないのが恐ろしい。そんな観点からも本書は情報小説としても非常に密度の濃い物であり、さらに中国、イギリス、日本の三つ巴の緻密な構成(正直なことを云えば登場人物表が欲しかった)、結末に向けて高まる緊張感など、とても新人とは思えない筆運びだ。2010/04/15

Kazuo Tojo

2
香港の返還問題を真っ向から挑んだ超エンターテイメント、国際謀略ドラマ。近代史の中でアヘン戦争以降歴史の闇に沈もうとしている陰の部分にスポットライトを当てた。とにかくスケール感を感じた。一部「ジェノサイド」を彷彿させた部分もあるが満足感たっぷりの本だった。2014/07/30

ぴよきん

1
どこまでが史実でどこからが想像なのか・・・。この壮大なスケールの想像力に脱帽。なんかまるで見てきたみたい、とついつい思ってしまうのですが、小説ですもんね、作者の想像の産物なんですよね。 すごすぎる・・・。2011/08/03

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