出版社内容情報
●戦争にはどのくらいお金がかかるのか?
・米国の戦費は常にGDP比15%以内
・国家予算の280倍もの巨額をつぎ込んだ太平洋戦争
・太平洋戦争当時の国内株価が意外に堅調だった理由
・株価の動きで米国の作戦は予想可能だった
・太平洋戦争後の預金封鎖の実態……
●戦争は外交の延長であり、外交は経済の延長である。
平時の経済活動が活発で、人の往来が多く、新しい技術やサービスがたくさん登場する国ほど、実は高い戦争遂行能力があります。(略)
日々の営業活動や買い物が、国家の戦争遂行能力に結びついているといわれても、あまりピンとこないかもしれません。しかし、こうした日常的な力の差が、戦争の勝敗を決定づけることになり、最終的には戦争そのものを回避する有力な手段となるというのが現実なのです。
(「はじめに」より)
※本書は『「教養」として身につけておきたい 戦争と経済の本質』を改題し、加筆修正のうえ文庫化しました。
内容説明
戦争が起きるか否かは、経済力で決まる!ウクライナ侵攻、太平洋戦争、日清日露戦争をお金の流れから読み解く。
目次
第1章 戦争にはどのくらいお金がかかるのか
第2章 世界から見た戦争とお金
第3章 戦争と経済にはどんな関係があるのか
第4章 戦時の株価に見る現在と未来
第5章 地政学を理解すれば世界の動きが見えてくる
第6章 戦争が起きた時、ビジネスはどうなるか
第7章 これからの戦争の勝敗はITで決まる
著者等紹介
加谷珪一[カヤケイイチ]
経済評論家。東北大学工学部原子核工学科卒業後、日経BP社に記者として入社。その後、野村證券グループの投資ファンド運用会社を経て、独立。中央省庁や政府系金融機関などへのコンサルティング業務を行う。現在は、さまざまな媒体で連載を持つ傍ら、テレビやラジオで解説者やコメンテーターとしても活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はるわか
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北原 悠
文麿
ばーちー