祥伝社黄金文庫
日本人に一番合った英語学習法―明治の人は、なぜあれほどできたのか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 187p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784396314019
  • NDC分類 830.7
  • Cコード C0182

内容説明

新渡戸稲造、伊藤博文、南方熊楠…満足な辞書も英会話学校もなかった時代、彼らはいかにして最高レベルの英語力を身につけたのか。話せない、読めないと悩む現代人が手本とすべき、先人たちの「学びの知恵」を探る。

目次

第1章 「英語」に出会ってしまった日本人―四〇〇年前に突然現われた「異文化」と、いかに付き合ってきたか(「帝国主義」が広めた言語―英語の世界的展開;英語が日本にやってきた日 ほか)
第2章 「あの人」たちは、どのように英語を学んだのか―歴史上の偉人に見る「外国語学習」の光と影(伊藤博文の場合;森有礼の場合 ほか)
第3章 日本の「英語教育」は、ここが間違っている―果たして「生きた英語」が「簡単に」身につくのか(「英検」最大の愚問とは;学習指導要領に盛り込まれた「コミュニケーション」 ほか)
第4章 日本人に一番合った英語学習法―いまに活かす、先人たちの学びの知恵(まず、日本語を大事にせよ;欠かせない基礎訓練―素読・暗唱・文法・多読 ほか)

著者等紹介

斎藤兆史[サイトウヨシフミ]
1958年、栃木県出身。東京大学文学部英語・英米文学科卒業後、同大学院修了。東京大学大学院総合文化研究科助教授。専攻は英学。文学を中心とする英文テクストを言語学的に分析する研究を行なう傍ら、英語教育の現状に関する提言を積極的に行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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hey!

3
友達の家にあったのを題名に惹かれて借りてきましたが、私が常々英語学習について感じていた疑問を言葉にしてくれた本でした。やはり日本人は文法、英文解釈を中心に英語の基礎力をしっかりと身に付け、その上で多読→会話と進んでいくのが一番良いように感じます。私も英検一級は取得しましたが、まだまだ会話が弱いです。しかし、文法、読解中心に身に付けてきた英語力に自信を持ち、あとは実地練習で少しずつspeakingを伸ばしていこうと思います。それにしても南方熊楠の英文は圧巻でした!2015/01/25

あさひ

3
結局外国語の能力って母語を超えないから母語を疎かにしちゃいけないんじゃないかと漠然と思ってたけど、そういうことがはっきり書いてあって痛快だった。ここ数年、南方熊楠の名前をちらちら見るし、この本にも日本人の理想として出てきたので、この人についても読んでみたい。2013/10/12

ちあきほ

2
結構前に読んだもの…いつ読んだのだろう。そも理系文系の場合理系の方が国語の成績の良い子が多いのは、日本語ができるから問題文が読めるし意味も取れる、だから理数がわかる。という部分があり、それはこの英語にもあてはまる。国語を疎かにして英語ができるなど、あっても稀でしかない。まずは、日本語を大事に!そして辞書をひく。んん、頑張ってみようかなぁ。2016/07/25

うな坊

2
さっと読めて、得るところも多い。日本人に一番合った英語学習法は、素読、暗唱、文法学習、多読。漢学の鍛錬を受けた明治期の人が上手だったという点に考えさせられた。2010/05/27

さく

1
素読、暗唱、文法学習、そして多読2021/04/30

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