内容説明
この本を読めば運がつく。“勝利の女神”に好かれる人、鎌われる人、その違いを徹底分析。
目次
第1章 生涯の女運を賭けた勝負―勝利の女神の判断基準とは何か
第2章 眼前の一局に生きる―森下八段の「明日はない」という戦い方
第3章 「惜福」で生きる―人生の勝者になるための哲学
第4章 馬鹿になれるか―知識や記憶は「捨ててこそ」役に立つ
第5章 トップの気概とは何か―プライドと謙虚さを両立させる人生
第6章 女神の好きな国・嫌いな国―自分こそ「正義」だと思うことの過ち
第7章 奇跡の起こし方―ラストチャンスを生かした男の方法論
第8章 薹が立って咲く―運気を養うために何をするか
第9章 七度目の名人戦―肝心なのは負けたあと
第10章 仰げば尊し―師匠・佐瀬勇次との37年
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たかぴ
25
平成5年。50歳にして名人を獲ったことに対する考え方を述べた本。豪放磊落なイメージを持っていたがとても真摯な方でした。勝負の世界に住んでいるのでどうすれば運の女神が味方をするかを常に考えている。ぐれた息子に対する行動にはためになりました。ベテランになろうが若手に教えてもらう姿勢。家族、特に妻を大事にする姿勢。鑑真和尚を師と仰ぐのは常にチャレンジ精神を持っているということ。自分も行動を起こすときに女神が微笑む行為をしているかを気にして行動したいと思います。ありがとうございました。2020/04/13
デビっちん
24
再読。成功の要因は女神に好かれたことにしています。反対に、失敗や挫折したときは、どうしたら女神に好かれるか?という問をもつことにしています。ただ、幸運の女神に好かれることは大切ですが、それだけを求めて行動してはダメなんですよね。そこには努力し実力をつける、という前提条件があるんですから。2018/07/10
デビっちん
23
再読。読めば、目に見えない何らかの力はあるのだなぁと実感できます。そして、実践してその効果を体験しています。これからも、妻の機嫌、もっと言うと、家庭の空気を丸くして勝利の女神に微笑んでもらいます。再読したら、またちょっと運が良くなった気がしました。2017/09/05
デビっちん
19
再読。故伊藤能さんの4段昇段のエピソードは何度読んでも感動的です。軌跡が起きたのは、ご先祖様から応援波動をもらえたからでしょうかね。2019/06/25
デビっちん
19
再読。人生の成功は、女運があるかどうかによります。というのは、勝利の女神が微笑むかどうかで勝負は決まるからです。努力を継続して実力があっても、女運がなければ大成しません。そんな勝利の女神に好かれるための考え方や、反対に女神に嫌われ、見放されてしまう行動について解説されています。常に想像を絶するプレッシャーに晒されるトップ棋士のストレス解消法なんかも参考になりました。十分な時間を費やし努力をしていても結果が伴わないのは、何か心に引っかかるものがあり、女神がそっぽを向いているからかもしれませんね。2017/03/06