内容説明
草木も凍る冬の晩、「魔界都市“新宿”」に流星が墜ちた時、惨劇は始まった。「メフィスト病院」に忽然と現われた漆黒の馬車。そこから降り立った彼らこそ、魔界医師メフィストの宿敵にして朱の吸血鬼、ブリューベック一族だった。“区民”に虐殺を繰り広げる悪魔に立ち向かう、白き医師と“新宿”の誇る魔人たち。だが、その一人“魔界刑事”屍はたちまち敵の手に落ち、敵味方も知れぬ魔戦と化した…。紅に染まる都市に希望の光はあるのか?五年の沈黙を破り、メフイストここに復活。
著者等紹介
菊地秀行[キクチヒデユキ]
1949年、千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者の傍ら同人誌に作品を発表し、82年『魔界都市〈新宿〉』でデビュー。以後、斯界の第一人者として伝奇アクション、ホラー、幻想小説など幅広い分野で活躍を続ける
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