内容説明
「新宿」にも珍しい濃霧の晩、事件は始まった。人形師ばかりが狙われる連続殺人。「魔界刑事」屍は捜査を開始するが、矢先、謎の人形少女に襲われた。一方、高校生の秋せつらは、宿敵・浪蘭幻十と共に二人の初恋の人・志保から屋敷に招待され、十年振りの再会を果たした。甦る懐かしい思い出。が、同席したメフィストだけは彼女の異変に気づいていた。やがて、事件の背後に人形少女と志保の関連が浮かび上がり、さらに史上最悪の敵“王”の魔手が…。「魔界都市」を震撼させる闘いの行方は。
著者等紹介
菊地秀行[キクチヒデユキ]
1949年、千葉県生まれ。青山学院大学卒業。1982年『魔界都市「新宿」』でデビュー後、85年『魔界行(全三巻)』(祥伝社)が大ヒットし、伝奇、ホラー、時代小説と多岐にわたって活躍を続ける
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感想・レビュー
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ウンティ@十五夜の読書会
1
幻十は人間味のあるキャラなのでお子様ならこんな感じかな。せつらは…せつらは変。かなり変。成長途中のせつらははた迷惑以外の何者でもない。同級生諸君、追い出していいよ。2013/05/25
jojoemon
1
青春鬼の続き。主人公が微妙に幻十に切り替わったような感じ。何となく幻十に肩入れしてしまうのは、彼が3人の中では一番人間っぽいからか。大人になってからの対決も以前読んだがだいぶ忘れているので、完結編を読んだらもう一度本を探して読んでみたいです。2012/05/13
いわし
0
屍さんが思ったよりいっぱい出てきてうれしい2013/01/23