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Non novel
霧越邸殺人事件

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  • サイズ 新書判/ページ数 477p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396207403
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

「この家は祈っている。静かに、ひたむきに」―猛吹雪の中、忽然と現われた謎の洋館、その名は霧越邸。訪れた劇団「暗色天幕」の一行は、住人たちの冷たい対応に戸惑い、館内各所で出遇う不可思議な“暗合”に戦慄する。やがて勃発する殺人事件の現場には、何故か北原白秋の詩集が…。奇怪な“連続見立て殺人”の犯人は誰か?館に潜む“何物か”の驚くべき正体とは…?本格推理と幻想小説の類例なき融合を成し遂げ、我が国ミステリ史上に燦然と輝く異形の傑作、ここに登場。

著者等紹介

綾辻行人[アヤツジユキト]
昭和62年のデビュー作『十角館の殺人』が巻き起こした本格ミステリのうねりは、十五年目を迎えた今、もはや読書界の一大潮流となった。昭和35年、京都に生まれ、平成4年に『時計館の殺人』で日本推理作家協会賞を受賞。ゲームや犯人当てTVドラマの原作など、幅広く活躍を続けている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆エンジェルよじ☆

22
見立て殺人が起きる吹雪の山荘。館の住人達があの人物をなぜあそこまで隠すのか。それもミステリーか?探偵役の講釈がときに脱線してる気がした。最後のどんでん返しとその伏線はさすがだなーと思った。館シリーズで満足してたけど他の綾辻作品も読んでみたくなった。2010/09/28

ステビア

18
青臭いミステリで良かった。2014/12/02

ゆき

13
★★★☆☆:吹雪の山荘に、童謡になぞらえた見立て殺人、と王道中の王道の設定だが、醸し出される幻想的な雰囲気がいかにも綾辻さんらしく、謎解きとしてきっちりと解決する部分とオカルティックに謎のまま残される部分のバランスがいい。ただ、「十角館の殺人」のような驚愕や「時計館の殺人」のような大掛かりな仕掛けを期待してしまっていたので少し物足りなさも残った。2015/02/04

mint

12
ものすごく久々の再読。こんなんだったかしらこれ?とドキドキしながらページをめくりました。綾辻さんの中でも一番好きって人多いの分かる気がするなぁ。犯人もすっかり忘れてた。でも途中から何となく予想はできて、“あの唄”と“見立て”の謎が解き明かされてく様にはほうっと溜め息が出た。吹雪の山荘、孤立、怪しげな劇団、更に怪しげで謎めいた住人達……よだれ出そうな程好きなキーワード。読み進める事に脳内で“霧越邸”のインテリアや外観の妄想も深まって、あぁ、私も足を踏み入れてみたいと若干?コワい感想も抱いてしまいました。2016/09/12

pulpo8

11
これは退屈だった・・・・・・。個人ブログで犯人を知ってしまった身としては、我慢の読書だった。知らなかったとしても、このトリックは苦手なタイプだ・・・・・・。初期の過剰装飾な文章に加え、「そのための設定じゃん!」が多いこと多いこと。辻村深月が名前をもらった作品なのに、登場人物に魅力ゼロ。人物描写も偏りすぎだろう。推理させる気は無いのかな。設定読まされてる気分で、重要なシーンも入ってこない。綾辻氏の幻想趣味は文章が伴わないと若干寒いし、これは冗長すぎる。動機の熱だけはいいかなぁと思うけど。恩田陸の解説が収穫。2014/08/21

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