内容説明
〈空海が密かに唐から持ち帰った“四殺”を封印せよ〉という秘命が、高野山から闇世界の事件処理人・孔雀明王美空に下った。これを駆使すればいかなる者も殺せるといわれる“四殺”―“外法炉”“餓蟇”“飛狗”“金剛拳”―厳秘とされたその4つの存在が何者かによって暴かれ、盗み出されたのである。その結果、次々と流血の惨事が巻き起こされることとなった。恐るべき秘法“四殺”の実体とその行方は?憎悪に狂う殺人者の狙いは何か?密教術の天才で無痛症の美空の活躍を、人気絶頂の著者が鬼気迫る筆致で描く興奮小説〈サイコダイバー・シリーズ〉待望の第7弾!
目次
手長
赤眼
餓舌女(がぜつにょ)
夜叉の牙
曼陀羅の宴
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ai
9
美空さんにまつわるエピソード短編。次の大きな本編、『新・魔獣狩り』のフックが仕込まれている。空海が大陸から持ち帰った「四殺」気になるわ~。金剛拳気になるわ~。 2019/10/25
しかっち
0
★★★2014/05/26
松田望
0
この短篇集の寄せ集め感は半端ないな〜。伏線だけで終わっている話、ちゃんと作者は覚えていて、後で拾ってくれるんやろな!?2012/11/11
ビーフハート
0
数十年ぶりに再読。いろいろと伏線含みの話もあり、初読当時、はちきれんばかりにワクワクしたのを思い出した。2012/06/25
クランチ
0
やはり美空は怖いなあ。どこか現実離れした強さが桜の描写と相まって凄みがある。この物語が今後どう展開していくのか楽しみ。2012/05/16