祥伝社新書<br> 最後の参謀総長 梅津美治郎

個数:

祥伝社新書
最後の参謀総長 梅津美治郎

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月25日 10時43分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 257p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396116477
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0221

出版社内容情報

昭和天皇を、歴史を動かした上奏
昭和19(1944)年7月、梅津美治郎は参謀総長に就任する。それは昭和天皇の意思でもあった。それだけ昭和天皇の信頼が篤かったのだ。梅津は昭和20(1945)年6月に軍状を上奏、その内容に衝撃を受けた昭和天皇は終戦を決意したと言われる。陸軍大学を首席で卒業したエリートでありながら、陸軍の後始末ばかりさせられた男の〝最後の後始末〟こそ、ポツダム宣言および降伏文書調印に至る終戦への道である。その足跡を追うことで、昭和陸軍と昭和史に新たな光をあてる。梅津家への取材で得られた貴重な証言や写真も掲載。最後の参謀総長・梅津美治郎の知られざる功績を追う。
(以下、目次)
プロローグ――戦艦ミズーリにて
第一章 「軍人勅諭」の子
第二章 動乱の時代に――第一の後始末、二・二六事件
第三章 国境の司令官――第二の後始末、ノモンハン事件
第四章 最後の参謀総長――最後の後始末、終戦
エピローグ――幽窓に暦日なし

内容説明

昭和十九(一九四四)年七月、梅津美治郎は参謀総長に就任する。それは昭和天皇の意思でもあった。それだけ昭和天皇の信頼が篤かったのだ。梅津は昭和二十(一九四五)年六月に軍状を上奏、その内容に衝撃を受けた昭和天皇は終戦を決意したと言われる。陸軍大学を首席で卒業したエリートでありながら、陸軍の後始末ばかりさせられた男の“最後の後始末”こそ、ポツダム宣言および降伏文書調印に至る終戦への道である。その足跡を追うことで、昭和陸軍と昭和史に新たな光をあてる。梅津家への取材で得られた貴重な証言や写真も掲載。最後の参謀総長・梅津美治郎の知られざる功績を追う。

目次

プロローグ―戦艦ミズーリにて
第1章 「軍人勅諭」の子
第2章 動乱の時代に―第一の後始末、二・二六事件
第3章 国境の司令官―第二の後始末、ノモンハン事件
第4章 最後の参謀総長―最後の後始末、終戦
エピローグ―幽窓に暦日なし

著者等紹介

岩井秀一郎[イワイシュウイチロウ]
歴史研究者。1986年、長野県生まれ。2011年、日本大学文理学部史学科卒業。以後、昭和史を中心とした歴史研究・調査を続けている。著書に、山本七平賞奨励賞を受賞した『多田駿伝―「日中和平」を模索し続けた陸軍大将の無念』(小学館)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

103
人望ある英雄的リーダーや軍人は、有能な政略家や実務家の支えがなければ高転びに転落する。ヤン・ウェンリーにおけるキャゼルヌやフィッシャー、毛沢東における周恩来などは典型だが、梅津美治郎は箍の外れかけた昭和陸軍を一貫して支え続けた。誰もが認める梅津の有能さは危機になると思い出され、本人が嘆いたように何度も後始末を任された。粛軍を実行し関東軍を暴走させず、最後は阿南陸相を表に出しながら陸軍の事実上の葬儀委員長を務めた。昭和天皇に信頼され確実に役目を果たして消えた梅津は、日本が必要とした時にそこにいた人材だった。2022/02/12

skunk_c

68
優秀なのに地味なため、あまり話題に上らない軍人の評伝。理性の人であり、特に戦争末期において、軍の立場上戦争停止と一言で言いにくい中、徐々に後退させていったという評価は納得できる。ただ、この著者は永田鉄山の評伝でもそうだが、対象の身内の方に食い込んで取材するため、ただでさえ評伝は思い入れが入ることが多いが、どうしても当人に対して厳しいネガティヴな評価はできない傾向がある。また、二・二六事件の裁判の件は踏み込みが足りず、ノモンハン戦については戦死者数で「惨敗ではない」とするなど、首をかしげたくなる記述も多い。2021/12/31

金吾

27
○昭和の高級軍人で数少ない軍人らしい軍人であると思います。特に海軍がすすめたPX作戦を阻止したことは国家のために偉大なる功績だと感じました。中身の伴う理知的な人はなかなかいませんが、いても日本社会はなかなか評価されにくい土壌であるとも感じました。2023/10/12

Tatsuhito Matsuzaki

18
陸軍大学首席卒業のエリートで、昭和天皇の信頼も厚かった男は、陸軍の後始末ばかりを担う者でもあった。 戦前~終戦期まで軍人として活躍し、ポツダム宣言調印時に軍の代表者(#参謀総長)として臨んだ #梅津美治郎 の知られざる功績を、歴史研究者の岩井秀一郎氏が光をあてた昭和史研究書。 歴史に"たら" "れば" は禁物ですが、それでも もし…と考えを拡げてみたくなる一冊でした。 2022/03/12

ジュンジュン

13
1945年9月2日、東京湾停泊中の戦艦ミズーリ艦上。重光葵外相と共に、降伏文書調印式に臨んだのが、本書の主人公、梅津美治郎参謀総長。梅津は、終戦だけじゃなく、二二六事件とノモンハン事件の”後始末”も担っていた。陸大首席のエリートながら、群れを嫌い、政治関与も嫌い、孤高を貫く。「理の人」「合理の人」は、「信念の人」でもあった。2022/04/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19030541
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。