内容説明
前著『発達障害に気づかない大人たち』で著者が明らかにした、見過ごされる「大人の発達障害」。患者の最大の悩みは、仕事がうまくいかず、職場で孤立してしまうことである。これは当事者のみならず、上司や同僚など周囲にとっても喫緊の課題であり、ひいては、ニートやひきこもりの増加につながっているとの指摘もある。しかし、発達障害の短所と長所を認識することで、これを改善することは可能だ。本書では「職場の発達障害」の対処法について、「時間や約束を守れない」「仕事に集中できない」「上司や同僚とのコミュニケーションがうまくとれない」といった具体的場面に即して、当事者・周囲の人の両面からアドバイスする。
目次
第1章 発達障害とは何か―能力があるのに仕事ができない本当の理由
第2章 発達障害者が仕事をうまくこなすには―職場で自分の特性を活かすコツ
第3章 職場で発達障害者を活かすには―周囲の人ができる11の工夫
第4章 他人とは違うからこそできること―発達障害に向く仕事、向かない仕事
第5章 発達障害の診断と治療法―障害のメカニズムから心理療法、薬物治療まで
第6章 うつ病・依存症と、発達障害―乱れがちな日常生活を改善するライフスキル
あとがき 大人の発達障害をめぐる現状と課題
著者等紹介
星野仁彦[ホシノヨシヒコ]
1947年、福島県生まれ。心療内科医・医学博士。福島学院大学大学院教授。福島県立医科大学卒業。米国エール大学児童精神科留学、福島県立医科大学神経精神科助教授などを経て、現職。専門は、児童精神医学、スクールカウンセリング、精神薬理学など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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