祥伝社新書<br> これが中国人だ!―日本人が勘違いしている「中国人の思想」

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これが中国人だ!―日本人が勘違いしている「中国人の思想」

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  • サイズ 新書判/ページ数 227p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396111137
  • NDC分類 122.02
  • Cコード C0222

内容説明

いったい中国人とは何者なのか。彼らは何を考え、何を信じているのだろうか。同じ漢字を使うからといって、中国人は身近な存在ではありません。漢民族には宗教も神もなく、道徳すらも定着しませんでした。儒教は韓国に、仏教は日本に、道教は香港や台湾に逃げ出してしまい、中国は真空状態。絶えず道徳を唱えているのは、道徳が根づいていない証拠です。古代から現代までの中国思想を楽に読み通すために、本書は書かれました。たびかさなる戦乱を生き延びる知恵を、いかに身に付けたのか。その知恵とはいったい何か。一筋縄ではいかない謎の民族・中国人の発想が明かされていきます。日本人の知らない中国人がここに。

目次

第1章 春秋・戦国時代のイデオロギー―人治主義のDNAがしっかりと組み込まれた
第2章 秦・漢時代のイデオロギー―永続する一つの国であるという認識が生まれた
第3章 三国・晋・南北朝・隋時代のイデオロギー―儒教、道教、仏教の三大イデオロギーが揃った
第4章 唐時代のイデオロギー―美意識と亭楽主義が定着し平等意識も誕生した
第5章 宋・元時代のイデオロギー―民族意識の強固さはモンゴル支配の屈辱が原因
第6章 明・清時代のイデオロギー―近代的な国家意識が芽生えて孫文が登場した
第7章 中華民国と中華人民共和国のイデオロギー―〓(とう)小平の改革開放と先富論が国を覆った
第8章 まとめと予測―真の大国になれば全人類の利益になる

著者等紹介

佐久協[サクヤスシ]
1944年、東京都生まれ。慶応義塾大学文学部卒業後、同大学院で中国文学・国文学を専攻。大学院修了後、慶応義塾高校で教職に就き、国語・漢文・中国語などを教える。同校生徒のアンケートで最も人気のある授業をする先生として親しまれてきた。2004年に退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kenitirokikuti

7
第7章 中華民国と中華人民共和国のイデオロギー/ 六 一国二制度と先富論 … 〈一国二制度」というのは一九八二年に鄧小平が言い出したもので、中国語では「一個国家・両種制度」といいます。[…]一九九七年の香港返還の際に[…]「香港では五○年間イギリス統治時代の政治体制を変えない」と宣言し、それが一国二制度の新たな意味になりました。〉p.209 いまはさらに別の意味に、と2008年の本書。2019/06/16

松平俊介(東龍)

0
タイトルだけ見るとありきたりの嫌中本のようだが、実は中国思想史を大づかみに書いた本で、内容は思想史の通説とさほど変わりがない。所々に入っている異説と現代中国との兼ね合いは面白い。「憎悪を煽ることでしか中国人は団結できない」ために秦檜叩きを必要としたという説は面白い。ただ若干誤りがあるし古い説を引きずっているところもあるようだ。例えば、曹操は宦官の養子になったとあるが、それは曹操の父のことだし、元が儒者を差別した説も杉山正明氏が既に否定していたはずである。2014/10/24

ヘムレンしば

0
黄河文明から中華人民共和国までの易姓革命の歴史、異民族を支配したり支配されたりの中で、儒教、道教、仏教がどのように隆盛衰退し、どのように根付いていったか?今の中国人のどのような考え方をするのかが良く判る本です。しかし中国研究者は中華思想に染まってしまうもので、最後は中国を大国とするために援助すべきとかいう主張になってしまってます。所謂、親中な人の考え方が良く判りますね。ただ日本を執拗に貶める事なく誠実に自らの考えを主張されてますので、その主張に同意はしかねるけど、中国を知るための良書ではあると思います。2013/12/14

メガネ

0
タイトルだけ見ると、中国人の習慣や風習に関するちょっとネガティブなネタを面白おかしく書いているように思われますが、内容はいたって真面目。春秋・戦国時代、秦・漢、三国・晋・南北朝・髄、唐、宋・元、明・清、中華民国・中華人民共和国のそれぞれの時代に影響を与えた三大イデオロギー、儒教・道教・仏教の関わりと、それによってもたらされた中国人の考え方・生き方に関して書かれています。タイトルの付け方、もうちょっと何とかならなかったのかな・・・2012/07/27

mk

0
中国の歴史を大ざっぱに追いながら、現代中国人の中にもある世界観や思考パターンの起源を拾っていく、という本。儒教・道教・仏教が三大イデオロギー、という見方は歴史を知らないと見えてきにくいだろうし、元の支配という血のにじむような自尊心ズタズタの歴史を体得しないと、ときどき現れる過剰反応の理由は分からないのだろう。後半はだれた感があるし、近現代については「そうかな?」と思うこともあったけれど、全体として面白かった。2012/01/03

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