内容説明
脱税の手口と対策を公開。豊富な事例を駆使した現代「脱税ゼミナール」。
目次
第1章 脱税とは何か
第2章 事業に関する脱税とは
第3章 業界別脱税
第4章 脱税の歴史
第5章 脱税の取り締まり
第6章 脱税事例集
第7章 現代脱税事情
著者等紹介
大村大次郎[オオムラオオジロウ]
1960年生まれ。10年間、国税局に勤務した後、経営コンサルタントの傍ら、ビジネス、税金関係の著作を行なう
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感想・レビュー
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月讀命
57
元国税庁の調査官が書いた脱税の本。高所得者や資産家達が、どの様な手口で世間を誤魔化して、騙して、欺いて、非合法に利殖に励んでいるか、その手口を世間に紹介してくれる本です。売上を隠したり、経費を水増しさせたり、業績を赤字に見せかけたりのやりたい放題。日本は欧米先進国に比べ脱税には甘い国らしいが、現在の財政難の折、もっと脱税には厳しく接すべきだろうと思う。税金を多く払った人は国や地方自治体に貢献しているのだから偉いし、そういう人こそ尊敬される社会になる必要があると思う。・・・・・節税と脱税は紙一重ではあるが。2010/04/15
kilroy
2
☆☆☆3つ!前に大村大次郎読んだときは「面白いけど今一つ歯切れ悪いな」って感じだったけどこれは面白い。税務調査のからくりや税務署内の力関係なんかの解説、租・庸・調まで遡って(笑)税金と脱税の歴史を考察したり、あっという間に読んでしまった。現在の所得税の源泉徴収制度のルーツは戦費調達まではそれなりに知ってる人も多いかもしれないけど、さらにたどると「わが闘争」の印税まで行き着くなんて知らんかったわ。 ちょっと古めの本だけど税に関して薀蓄を傾けるのには最適。2013/08/26
えみぴ
0
途中ダレる。 全部読まなくても、はしょって読むのに適した本。2016/03/04