出版社内容情報
宮脇檀が遺した旅の手帖に記された様々なスケッチや実測平面図の大半を収録。氏にとっての旅と建築デザインの繋がりが想起できる。
内容説明
没後10年。建築家・宮脇檀が旅先で測り、描いた最後の手帖。
目次
No.1 1993.06.25‐1994.05.13
No.2 1994.05.16‐1995.08.19
No.3 1995.09.19‐1998.05.16
著者等紹介
宮脇彩[ミヤワキサイ]
建築家・宮脇檀の長女として1968年に生まれる。成城大学文芸学部ヨーロッパ文化学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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野のこ
15
“はじめに”の娘の彩さんの文章で父、檀さんの旅のわくわく感が伝わってきました。檀さんが自ら旅を楽しもうという姿勢が日記やスケッチにあらわれていて、こうゆう好奇心って素敵だなぁと思いました。「旅によって見えない物が見えてくる、風景の裏にある物を見つける」イスラムのアーチ様式 アーチの向こうには何がある?デッサンを見つめながらしばしの妄想をしました。この雰囲気が好きです。2017/05/19
コーデ21
7
近代建築や数寄屋造り鑑賞目的の散策が趣味なので、「見取り図を描く」という素敵なアイデアに衝撃を受けました☆これまで撮影禁止の施設も多くて悔しい思いをしてきただけに「その手があったかぁ~!??」と驚愕ww さっそく、これからの散策時にはスケッチブックを持参たいです♪「見ようという目を持って旅をすると、普段見えないものが見えてくる」←心に響きました(〃∇〃)2016/08/08
psy
4
久々に宮脇檀さんの本読みました。出版時、没後10年と銘打って出されたようで。新聞で訃報見たときはびっくりでした。まだお若かったんですよねえ・・・彩さんのおっしゃるよう、正に駆け抜けた人生。濃密な。その最後に残されたスケッチ帳から転載された、ホテルの実測図、旅先の景色など。すんごい上手いなあと感心。流石建築家さん。実測図のTVが厚みあるのが時代を感じます。所々に本人の文章。ああ、こういう文書く人だったなあとか懐かしく。装丁も素敵。ハードカヴァーで薄い丈夫な紙質。花切れ、スピン。透明カヴァー。凝ってる〜。2014/05/05
明るい果物
4
初めて本に惚れた。うちのフェチをすべて理解して書かれたのではないかと疑った。笑 この紙質といい、言葉といい、インテリア・建築関係、世界、手書きの線とか・・・萌えた!笑2011/12/03
みどりや
2
惹きつけられて買ってしまいました。雰囲気を感じられる素敵な1冊です。私も好奇心を持って旅に出かけたい。2011/03/22