内容説明
吉村順三が遺した珠玉の語録集。
目次
すまい 生活と人の感情
火と水と植物、光と音楽
まち・都市
伝統と近代化
建築
建築家
あとがきにかえて 住宅から宮殿まで
著者等紹介
永橋爲成[ナガハシタメナリ]
1937年神奈川県逗子町に生まれる。1963年東京芸術大学美術学部建築科卒業。吉村設計事務所入社。1972年中央設計設立に参加。1974年吉村設計事務所退社後、中央設計に移籍。1996年中央設計代表取締役。2004年同社代表取締役退任、中央設計・研究所所長。主な活動歴:日本建築学生会議関東ブロック委員長(1960年)。新建築家技術者集団全国事務局長(1976‐1983年)。逗子まちづくり研究会世話人代表(1989‐2001年)。上野東照宮境内に「広島・長崎の火」を永遠に灯す会常任理事(1990年‐現在)。映画人の墓碑の会顧問(1992年―現在)。逗子まちづくり基本計画市民会議委員(2003年‐現在)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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キョウ
2
建築の勉強をした方は皆が知っているであろう、吉村順三氏の言葉をまとめた書籍で、一つ一つが深い考察上出てきた言葉であるのだろうと思えるものばかりだった。 いま住宅街にある白い住宅の群れや、設計士が創る個性的で、作り手側からみると疑問??な住宅などをどうみるのだろ、1960年代ですでに嘆いていたのですが。 谷崎潤一郎氏の陰翳礼讃もそうですが、今の時代には合わないかもそれませんが、当時の日本人(裕福な)はとても豊かで深い感性をもち、素直な建物をもっていたのだなと感じます。2022/01/05
純米吟醸
1
時を経て重みが増す。また読み返したい。2023/12/10
potato
1
吉村順造の言葉は、短文でもひとつひとつ心に刺さるものだった。どういう風に建築を捉えているのか、どうやって建築と向き合うのか、建築家として考えなければならないことはなんなのか、がよくわかった。 この精神を受け継いで、これからも課題に取り組んでいきたいと思った。2021/10/07
justdon'taskmewhatitwas
0
本当、サラサラっと語っておられて、何だろな、生まれ育ちの違い(? いや天才か)に圧倒的な劣等感を覚えます。憧れる。古本¥999。2015/09/14
TAKAMI
0
授業で初めて知った時には、こんなに美しい図面があるのかと驚いた巨匠のことば集。言葉も美しい。今こんなアーティストはいるのだろうか?と思う。2015/02/06