江戸川乱歩文庫<br> 人間椅子

江戸川乱歩文庫
人間椅子

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  • サイズ 文庫判/ページ数 208p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784394301073
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

外務省書記官夫人である佳子は、美しい閨秀作家としても知られていた。そんな佳子のもとへ、突然ある男から原稿が送られてきた。その原稿には何が書かれていたろうか?…彼女がいま腰をおろしている書斎のイスのなかに、彼女をひそかに恋する男がひそみかくれている!肝を冷やす“人間椅子”の秘密はここに明かされた!巧緻な構成とスリリングな物語で、読者を満足させる傑作短編「人間椅子」悪女登場でゾッとさせるすぐれた短編「お勢登場」等々…いずれをみても江戸川乱歩の卓越せる小説作りのうまさを満喫させる傑作集!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いちろく

56
紹介していただいた本。「人間椅子」の紹介に触発されて手に取りました。中学生の時以来の再読で内容を忘れていましたが、読み始めて直ぐに思い出しました。ここまでジワジワくる悪寒と気味の悪さは凄いとしか書けません。作中で、もしかして?と思い浮かべながら手紙を読み進める夫人の嫌悪感が徐々に高まっていくのが伝わってくる所が、良いです。そして、ラストの、、、。読む人に嫌悪感を抱かせる事が解りながらも、安心して薦められる。見事です。気になった方、人間椅子だけでも青空文庫で如何でしょ?短いので直ぐに読めますよ。2017/07/16

めしいらず

48
少年探偵団の活躍に心躍らせていた少年時代。そこから大人向けの乱歩作品に取り組むキッカケとなった作品。物語の持つ一風変わった雰囲気(乱歩自身は変格探偵小説と呼んでいた)、その展開から予感される恐ろしい結末に向けてスリルを増す物語、そしてラストに待ち受ける意外なオチに、子供ながらに目を瞠り、そのあまりの面白さに心底から興奮した。乱歩作品の持つ魅力は、「本格探偵小説」に分類されている作品よりも、「変格探偵小説」と自身が呼んだ作品群にこそ、より色濃く発揮されていると思う。表題作のみ再読。2013/03/18

シ也

42
「毒草」、「灰神楽」、「木馬は廻る」、「指輪」、「幽霊」を読みたくて買った本作。「毒草」の失笑してしまうラストが気に入ったのと、「木馬は廻る」の「世にも奇妙な物語」のような感じが好き。でも何より表紙の絵がすごいたまらん。これぞ乱歩って感じ2016/02/08

Vakira

35
表題の作品。再読。乱歩原作のコミックを読み、変態的ワクワク感を原作で味わいたく最近乱歩の再読を始めた。これも乱歩の代表作。多賀新さんのカバー絵がまたエロスを誘う。こんな強烈な告白物語なのにオチを忘れていた。オチに裏切られた。乱歩は作中ヒロインと共に読者を欺きたかったのだろう。太郎ちゃんのしてやったり。って笑っている顔が浮かぶ。小学校の頃読んだ時は変態全開だった印象。当時の乱歩文庫の表紙絵がこれまたエロかったので今までそう思い込んでいた。大好きなコボちゃん「箱男」的変態に匹敵。覗くものではなく愛撫する者だ。2018/09/30

tokkun1002

32
初、江戸川乱歩。短編集。「人間椅子」「お伊勢登場」「毒草」「双生児」「夢遊病者の死」「灰神楽」「木馬は回る」「指輪」「幽霊」「人でなしの恋」以上10編。「人間椅子」目当てで着手。明智小五郎は「幽霊」。人間椅子は想像通り気色悪く空想の産物だろう。2013/11/08

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